Biophysics

Biophysics · 12.19

γ線と物質の相互作用III:電子対生成

Interaction of gamma radiation with matter III: pair production

🧠 では、1.022 MeV以上のγ光子が原子核近傍で電子との質量へ変換され、余剰エネルギーがになる。

しきい値の由来

電子との静止エネルギーが各511 keVなので、

Eγ2mec2=1.022 MeVE_{\gamma}\ge 2m_ec^2=1.022\ \mathrm{MeV}

が必要である。原子核は保存を担う。しきい値を超えた分は電子・と核へ分配される。

生成後のエネルギー沈着

電子とは電離・励起でする。は最終的に電子とし、通常511 keV光子2個を生む。したがって最初のγ光子エネルギーは、粒子のと二次光子へ形を変える。

起こりやすい条件

しきい値以下では起こらず、高エネルギー・高ZZ物質で重要性が増す。診断X線域ではできるが、高エネルギー放射線治療や宇宙線ではと競合する。

まとめ

  • には最低1.022 MeVの光子エネルギーが必要である。
  • 光子は電子・対へ変換され、余剰はとなる。
  • まで含め、二段階のエネルギー沈着を生じる。