Biophysics

Biophysics · 16.01

X線の典型的な診断用波長・光子エネルギー範囲

Typical diagnostic wavelength and photon energy range of X-ray

🧠 X線はの電離性である。 診断で用いる光子は概ね20〜150 keV、波長は約0.008〜0.06 nmである。

診断X線のエネルギー領域

診断で用いる光子は概ね20〜150 keVで、対応する波長は約0.008〜0.06 nmである。装置の管電圧は最大光子エネルギーを定めるが、実際のにはそれより低いエネルギーの光子も含まれる。

X線の典型的な診断用波長・光子エネルギー範囲を表す式

E=hν=hcλE=h\nu=\frac{hc}{\lambda}

EEは光子エネルギー(JまたはeV)、hhはPlanck定数、ν\nuは周波数(Hz)、ccは光速(m/s)、λ\lambdaは波長(m)である。

光子エネルギーと波長

光子エネルギーと波長は反比例し、原子間隔に近い波長をもつ。

flowchart TD
  A["診断X線のエネルギー領域"] --> B
  B["光子エネルギーと波長"] --> C
  C["光子エネルギーと波長は反比例し、原子間隔に近い波長をもつ"] --> D
  D["線質を読むときの注意"]

線質を読むときの注意

X線管で加速された電子の最大エネルギーが光子エネルギーの上限を決める。診断域の概ね20〜150 keV(約0.008〜0.06 nm)では、光子エネルギーに応じての割合が変わるため、管電圧の選択は画像と被ばくの両方に影響する。

短波長ほど高エネルギーで透過性と電離作用を考慮する必要がある。波長だけで透過性は決まらず、組織の・密度・厚さと相互作用断面積も必要である。

まとめ

  • X線はの電離性である。診断で用いる光子は概ね20〜150 keV、波長は約0.008〜0.06 nmである。
  • 光子エネルギーと波長は反比例し、原子間隔に近い波長をもつ。
  • 短波長ほど高エネルギーで透過性と電離作用を考慮する必要がある。