Biophysics

Biophysics · 16.11

デジタルサブトラクション血管造影(DSA)

DSA (Digital Subtraction Angiography)

応用トピック
血管造影・基本的血管内治療・血管外科技術・血管グラフト

🧠 造影前のマスク画像と画像を同じ位置で取得する。 デジタル差分処理により骨・軟部組織など静的背景を除く。

差分処理の原理

同じ解剖構造が二画像で同一画素にあれば差し引きで消え、造影剤により変化した画素だけが残る。後に差分すれば、透過強度の比を線減弱量の差として扱える。

マスク像から血管像まで

残差として造影された血管を明瞭に描出する。

flowchart TD
  A["差分処理の原理"] --> B
  B["マスク像から血管像まで"] --> C
  C["残差として造影された血管を明瞭に描出する"] --> D
  D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='motion artifact'>体動アーチファクト</span>と線量"]

体動アーチファクトと線量

造影前のマスク像を、が血管へ入った後の像から差し引くと、骨や軟部組織など共通する背景が消え、造影血管が残る。連続画像の取得にはX線などの検出系を用いるが、体動は位置ずれによる差分を生む。

は位置ずれにより背景が完全にされないと生じる。呼吸・嚥下・患者移動はマスクと造影像の位置をずらし、偽の縁を生む。高いと引き換えに連続撮影の線量にも注意する。

まとめ

  • 造影前のマスク画像と画像を同じ位置で取得する。デジタル差分処理により骨・軟部組織など静的背景を除く。
  • 残差として造影された血管を明瞭に描出する。
  • は位置ずれにより背景が完全にされないと生じる。