Biophysics

Biophysics · 20.04

実在流体―ニュートンの粘性法則

Real fluids — Newton’s law of friction

🧠 実在流体では隣接層の速度差により内部摩擦が生じる。 τは速度勾配に比例する。

速度勾配とせん断応力

隣り合う流体層に速度差があると、により接線応力τが生じる。ではτと速度勾配が比例し、その比例係数ηの単位はPa·sである。

実在流体―ニュートンの粘性法則を表す式

τ=ηdvdy\tau=\eta\frac{dv}{dy}

τ\tau(Pa)、η\etaは粘度(Pa·s)、dv/dydv/dyは速度勾配(s⁻¹)である。

流体層間の粘性摩擦

はη一定、流体はせん断速度で見かけの粘度が変わる。

flowchart TD
  A["速度勾配と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='shear stress'>せん断応力</span>"] --> B
  B["流体層間の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='viscosity'>粘性</span>摩擦"] --> C
  C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Newtonian fluid'>ニュートン流体</span>はη一定、<span class='jp-term jp-term-diagram' title='non-Newtonian'>非ニュートン</span>流体はせん断速度で見かけの粘度が変わる"] --> D
  D["血液の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='non-Newtonian behavior'>非ニュートン性</span>"]

血液の非ニュートン性

ではτ\tauが速度勾配に比例し、その比例係数η\etaを一定の粘度として扱う。この局所的な法則を円管流へ適用するとの法則が得られる。一方、血液はせん断速度やで見かけの粘度が変わるため、を考慮する。

血液は細胞を含むためである。血液は低せん断速度でが目立つため、一定ηの近似がどの血管径・流速で妥当かを考える。

まとめ

  • 実在流体では隣接層の速度差により内部摩擦が生じる。 τは速度勾配に比例する。
  • はη一定、流体はせん断速度で見かけの粘度が変わる。
  • 血液は細胞を含むためである。