Biophysics

Biophysics · 10.07

Stokes shift

Stokes’ shift

🧠 Stokesシフトは、吸収後の無放射緩和によって発光光子のエネルギーが低くなり、発光極大が長波長側へ移る現象である。

波長差と波数差

と発光極大の隔たりをStokesシフトという。波長差でも表せるが、エネルギー差に比例する波数ν=1/λ\tilde\nu=1/\lambda=1/λを使うと、

Δν~=ν~absν~em\Delta\tilde{\nu}=\tilde{\nu}_{abs}-\tilde{\nu}_{em}

となる。Δν>0\Delta\tilde\nu>0>0なら発光が低エネルギー側にある。

エネルギーが失われる場所

吸収直後の高い振動準位から、や溶媒再配向を経て低い準位へ移ってから発光するため、差のエネルギーは熱として周囲へ渡る。遷移経路は無放射緩和、実際の二つの曲線はで確認する。

蛍光計測での利点

シフトが大きいほど、強いで遮りながら弱い蛍光を検出しやすい。ではと発光の分離帯域を設計する基準になる。

まとめ

  • Stokesシフトはと発光極大のエネルギー差である。
  • や溶媒緩和により、発光は通常長波長側へ移る。
  • 大きなシフトはと蛍光の光学的分離を容易にする。