Biophysics

Biophysics · 12.01

原子核の構造

Structure of atomic nucleus

🧠 原子核は陽子と中性子からなる微小な量子系で、核種は陽子数ZZ・中性子数NN・質量数AAによって一意に表される。

核種の表記

原子核を構成する陽子と中性子を合わせて核子という。XXを用いると、

ZAX,A=Z+N{}^{A}_{Z}X,\qquad A=Z+N

と表す。ZZを決め、NNが異なる同じである。を扱うとは空間尺度も支配する相互作用も異なる。

核力とクーロン反発

正電荷をもつ陽子同士は反発するが、ごく短距離では強い核力が核子間に働き、原子核を結合する。核力は短距離で飽和するのに対し、は陽子数の増加とともに大きくなるため、重い核ほど多くの中性子を必要とする。

質量欠損と結合エネルギー

結合した原子核の質量は自由な核子の質量和より小さい。この質量欠損Δm\Delta mは、

Eb=Δmc2E_b=\Delta m c^2

という結合エネルギーに対応する。核子あたり結合エネルギーは核安定性を比べる重要な尺度である。

まとめ

  • 核種はZZNNA=Z+NA=Z+Nで表す。
  • 短距離核力が核子を結合し、陽子間のと競合する。
  • 質量欠損は結合エネルギーに対応し、核の安定性を反映する。