Biophysics

Biophysics · 19.08

熱力学第三法則

Third law

🧠 は完全結晶のエントロピーをで0とする。 0 Kは有限回の操作では到達できない。

絶対零度を基準にする

完全結晶のが一意であるとき、でエントロピーを0と定められる。この基準により熱容量を0 Kから積分して絶対エントロピーを求められる。

熱力学第三法則を表す式

S(0K)=0S(0\,K)=0

0 KでS=0と置けるのはが一意な完全結晶である。

完全結晶のエントロピー

へ有限回の操作で到達することはできない。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='absolute zero'>絶対零度</span>を基準にする"] --> B
  B["完全結晶のエントロピー"] --> C
  C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='absolute zero'>絶対零度</span>へ有限回の操作で到達することはできない"] --> D
  D["残余エントロピーという例外"]

残余エントロピーという例外

完全結晶の0K0,\mathrm{K}S=0S=0を置くは、エントロピーの絶対基準を与える。また、有限回の操作ではへ到達できない。で得た絶対エントロピーは、に基づく反応や相転移のエントロピー変化の計算に使われる。

絶対エントロピーを温度に沿って計算できる基礎になる。凍結した配向など複数のが残る物質では残余エントロピーがあり、理想的な完全結晶という条件から外れる。

まとめ

  • 0 Kの完全結晶のエントロピーを0とする。エントロピーの絶対基準を与える。
  • へ有限回の操作で到達することはできない。
  • 絶対エントロピーを温度に沿って計算できる基礎になる。