Biophysics

Biophysics · 21.06

輸送モデルとGHK方程式

Transport model and the Goldman–Hodgkin–Katz equation

🧠 GHK式は複数イオンの濃度とを統合する。 透過性の大きいイオンほどVmへの寄与が大きい。

複数イオンを重み付けする

GHK電圧式は一定近似の下で、各イオンの濃度をで重み付けする。は電荷の符号が逆なので、Cl⁻濃度は分子・分母でと逆向きに入る。

輸送モデルとGHK方程式を表す式

Vm=RTFlnPK[K+]o+PNa[Na+]o+PCl[Cl]iPK[K+]i+PNa[Na+]i+PCl[Cl]oV_m=\frac{RT}{F}\ln\frac{P_K[K^+]_o+P_{Na}[Na^+]_o+P_{Cl}[Cl^-]_i}{P_K[K^+]_i+P_{Na}[Na^+]_i+P_{Cl}[Cl^-]_o}

PiP_iは各イオンのである。式は37°CならRT/FRT/Fの値を用い、自然対数で表す。

相対透過性から膜電位へ

は3 Na⁺を外へ、2 K⁺を内へ運び勾配を保つ。

flowchart TD
  A["複数イオンを重み付けする"] --> B
  B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='relative permeability'>相対透過性</span>から膜電位へ"] --> C
  C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='sodium-potassium ATPase'>Na⁺/K⁺-ATPase</span>は3 Na⁺を外へ、2 K⁺を内へ運び勾配を保つ"] --> D
  D["チャネルとポンプの役割分担"]

チャネルとポンプの役割分担

GHK方程式は、各イオンのと電気項で重みづけするため、透過性の大きいイオンほどVmV_mへの寄与が大きい。は3 Na⁺を外へ、2 K⁺を内へ運んで濃度勾配を長期的に維持し、その勾配と漏洩透過性がを支える。

ポンプと受動的漏洩の釣り合いでが成立する。チャネル透過性が時間変化するとVmV_mも変わるが、ポンプはその背後で濃度勾配を長時間維持する役割を担う。

まとめ

  • GHK式は複数イオンの濃度とを統合する。透過性の大きいイオンほどVmへの寄与が大きい。
  • は3 Na⁺を外へ、2 K⁺を内へ運び勾配を保つ。
  • ポンプと受動的漏洩の釣り合いでが成立する。