Biophysics

Biophysics · 24.03

粘弾性(viscoelasticity) I:力学モデル

Viscoelasticity I — mechanical model

🧠 とは、直ちに戻る弾性と、時間をかけて変形するが共存する性質であり、生体組織の時間依存応答を説明する。

ばねとダッシュポット

に従う弾性要素で、応力を除くと元の長さへ戻る。要素で、応力が変形速度に比例する。

σspring=Eε,σ=ηdεdt\sigma_{\mathrm{spring}}=E\varepsilon,\qquad \sigma_{\mathrm{}}=\eta\frac{d\varepsilon}{dt}

ここで EE は弾性率、ηηである。この2要素の接続方法により、異なる時間応答を表現できる。

代表的な力学モデル

モデル 接続 共通になる量 代表的な応答
モデル 応力
モデル 並列

モデルでは全応力がへ分配される。

σ=Eε+ηdεdt\sigma=E\varepsilon+\eta\frac{d\varepsilon}{dt}

一定応力に対するクリープ

一定応力を加えると、を妨げるため、は時間とともに増えて平衡値へ近づく。この遅延変形をという。

flowchart TD
  A["一定応力を加える"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='dashpot'>ダッシュポット</span>が急な変形を抑える"]
  B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='strain'>ひずみ</span>が徐々に増える<br><span class='jp-term jp-term-diagram' title='creep'>クリープ</span>"]
  C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='spring'>ばね</span>力と外力が釣り合う"]
  D --> E["除荷後も時間をかけて回復する"]

応力を一定に保つ実験と、を一定に保つでは、入力と観測量が逆になる。

まとめ

  • は弾性、を表す理想要素である。
  • モデルはモデルはの説明に適する。
  • 接続様式と実験条件を対応させると、生体組織の時間依存変形を整理できる。