Histopathology

Histopathology · H2-082B

子宮内膜増殖症(異型なし)

Typical simple hyperplasia

🧠 全体像:「」は旧分類名で、現在は(異型なし)(endometrial hyperplasia without atypia)として扱う。主因はプロゲステロンで拮抗されない持続的エストロゲン刺激である。

病態

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='chronic anovulation'>慢性無排卵</span>・肥満・外因性エストロゲン"] --> B["プロゲステロン作用を欠くエストロゲン刺激"]
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='endometrial gland'>子宮内膜腺</span>の過剰増殖"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='cystic'>嚢胞状</span>に拡張した不整腺管"]
    D --> E["異型なし増殖症"]
    C --> F["細胞異型と腺密集"]
    F --> G["EIN・異型増殖症"]

「エストロゲンとの両方が過剰」と説明しない。危険因子には、肥満、エストロゲン単独療法、エストロゲン産生などがある。

項目 異型なし増殖症 EIN・異型増殖症
不整・拡張、間質を保つ 腺が密集し、間質が減少
細胞 様で明らかな異型なし 周囲内膜と異なる細胞異型
化生 化生などを伴いうる 化生の有無だけで診断しない
癌リスク 低いが追跡が必要 同時癌・進展リスクが高い
基本治療 原因修正と 原則は;妊孕性温存は厳密管理下

診断と治療

を評価し、適切な内膜採取で異型や併存癌を除外する。異型なし増殖症では放出子宮内システムまたは経口を用い、組織学的反応を追跡する。

EIN・異型増殖症ではである。妊孕性温存または手術不能例では、併存癌を十分に除外したうえで治療と短い間隔の内膜再評価を行う。との子宮内膜を参照する。

まとめ

  • 旧「」は現行では異型なし増殖症に含まれる。
  • 原因はである。
  • 異型なしとEIN・異型増殖症で癌リスクと治療が異なる。