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Symptoms · Published

陣痛

Labor pain

別名
contractions
臓器系
生殖・産婦人科
科目
Obstetrics
トピック
産科学 15:分娩時の子宮活動と陣痛異常
関連疾患
羊水過多症・羊水過少症

🧠 全体像:陣痛は分娩に向かう規則的な子宮収縮で、臨床上の最重要課題は真の陣痛か前駆陣痛()かを見分けることである。見分ける軸は3つ——収縮の規則性、強度が時間とともに増すか、頸管の開大・という進行性変化を伴うか——であり、痛みの強さそのものでは判断しない。

真の陣痛と前駆陣痛の区別

前駆陣痛( 真の陣痛
規則性 不規則で、強さも一定 規則的で、頻度・持続・強度が時間とともに増す
疼痛の性状 軽く、安静・水分摂取で軽快しやすい 持続し、腰背部から下腹部へ広がることがある
頸管への効果 進行性の開大・を伴わない ・開大が進行する
胎児下降 伴わない 分娩進行とともに下降する

💡 3つの軸のうち最も確実なのは頸管の進行性変化である。収縮がに「強い」「規則的」に感じられても、で頸管変化が確認できなければ真の陣痛とは呼べない。

評価の要点

陣痛様の訴えを診たら、まず妊娠週数を確認する。妊娠37週以降の規則的な子宮収縮で頸管変化を伴えば、の陣痛として分娩管理に進む。妊娠37週未満で同様の所見があれば、の陣痛とは区別してとして扱う——同じ「規則的収縮+頸管変化」という所見でも、週数によって評価と介入の緊急性が大きく変わるためである。

⚠️ 収縮の回数だけで陣痛の有無を判断しない。「10分に3回」のような頻度情報だけでは真の陣痛と前駆陣痛を区別できず、必ず頸管所見と合わせて評価する。

まとめ

  • 陣痛は規則性・強度の増加・頸管への進行性の効果という3軸で前駆陣痛()と区別する。
  • 最も確実な軸は頸管の進行性変化で、収縮の強さのだけでは判断しない。
  • 収縮回数だけで真の陣痛と診断しない。頸管所見と合わせて評価する。
  • 妊娠37週未満で規則的収縮・頸管変化を認める場合は、の陣痛と区別してとして扱う。