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Symptoms · Published

中音域感音難聴

Mid-frequency sensorineural hearing loss

臓器系
耳鼻咽喉科
科目
ENT
トピック
耳鼻咽喉科 20:メニエール症候群・メニエール病と治療選択肢
関連疾患
メニエール病

🧠 全体像は、聴力検査で低〜が選択的に障害される感音難聴の型で、に典型的な高音域優位のパターンとは異なる。この聴力像を見たらによるを積極的に考える。

聴力像の対比

聴力像 代表的な状況 特徴
低〜 発作ごとに変動し、初期はに回復する
高音域・非 進行は緩徐で、発作性の変動は示さない

変動性・進行性という2つの特徴

💡 なぜ低〜から障害されるか。蝸牛はが低音、が高音を担当するというをもち、は蝸牛側から生じやすい。そのため初期は低〜が優先的に障害され、進行してまで及ぶと高音域も巻き込まれて広帯域化する。

の難聴を特徴づけるのは、発作のたびに変動するという性質である。初期はに低〜の閾値が上昇し、には回復する。この可逆性が診断の手掛かりになる一方、単回の聴力検査ではたまたま正常域に戻っていて捉えられないことがある。

⚠️ 経過とともに変動の幅は小さくなり、固定化・広帯域化していく。発作を繰り返すたびに不可逆的な閾値上昇が蓄積するため、「今回のは正常だった」という1回の検査結果だけで否定しない。

診断での使い方

Bárány Societyのでは、発作前後または発作中に聴力検査で低〜の感音難聴を確認することが、確実の条件の一つになる。1回の測定で正常でも、発作に合わせて複数回測定することでを捉えられる可能性が上がる。の全体像や治療の段階化はを参照。

💡 聴力検査と合わせて、という随伴する耳症状の変動が同じ耳で一致しているかを確認する。感音難聴の変動が患側の耳症状全体の変動と対応していることが、診断の確からしさを支える。

の程度に比して極端に悪い場合は、などのを疑う所見である。通常のでは、の程度に見合ったが保たれる。

まとめ

  • は低〜が選択的に障害される点で、高音域優位なと異なる。
  • では発作のたびに閾値が変動し、初期はに回復する可逆性がある。
  • 経過とともに変動の幅が小さくなり、固定化・広帯域化していく。
  • 単回の聴力検査が正常でも否定せず、発作に合わせた反復測定でを捉える。
  • の程度に見合わないほど悪ければ、を疑う。