Biochemistry

Biochemistry · 4/1

糖質の構造;食事中の糖質;食物繊維と食品添加物

Structure of carbohydrates; carbohydrates in the diet; dietary fibers and additives — S I

🧠 糖質は「→多糖」の階層と、「消化される糖 vs 消化されない」で読む。 食事中の糖質は総エネルギーの50〜60%。多糖は加水分解でになり小腸で吸収される。消化されない糖質は大腸で腸内細菌に発酵される。血糖への上がりやすさはで表す。

糖質の構造

階層 英語
monosaccharide グルコース、
disaccharide 、ラクトース、
多糖 polysaccharide 、グリコーゲン、

・多糖は で共有結合している。

食事中の糖質

  • 糖質は総エネルギー需要の約50〜60%(推奨45〜65%)を占める。
  • 多糖は酵素的に加水分解され、となり小腸で吸収される。
  • ヒトが消化できない糖質など)は大腸に達し、に発酵されるか、そのまま排泄される。

血糖指数

(GI)は、食品中の糖質がどれだけ速く血糖を上げるかの指標(1980年代に糖尿病食のために開発)。標準量(50 g)の糖質を含む試験食を摂取し、2時間の血糖のを、同量の純グルコース(GI=100%)と比較する。

GI区分
高GI(>70%) グルコース、高コーンシロップ、コーンフレーク、蜂蜜、白米、白パン、ジャガイモ
中GI(55–69%) 、コーン、バナナ、アイス
低GI(<55%) 、全粒小麦、オートミール、乳製品、豆類、多くの野菜・果物

💡 低GI食は血糖・インスリン需要を抑える。 速くグルコースに消化・吸収される食品は高GI。GIは調理法・・同時摂取物(脂肪はを遅らせる)に左右される。糖尿病の食事管理に有用。

主要な糖と甘味料

英語 ・供給源
グルコース(デキストロース) glucose 比 約70–80%の甘さ。蜂蜜・果物、/多糖の加水分解
fructose の約140%の甘さ。蜂蜜・果物、加水分解
コーンシロップ high-fructose corn syrup (HFCS) コーンスターチのグルコースを一部。清涼飲料に添加
ラクトース lactose グルコース+。乳・乳製品

⚠️ (HFCSなど)の過剰摂取は肥満・糖尿病と関連。 工業的に便利なHFCSが清涼飲料・加工食品に広く使われるが、の摂取は肥満・糖尿病の発症と関連づけられている。

食物繊維

は、ヒトので分解されない糖質(主に植物細胞壁の多糖)。大腸で腸内細菌に発酵されるものと、されずに排泄されるものがある。

食品添加物

料・などのも糖質関連で扱われる。はカロリーやGIを抑える目的で使われるが、一部は下痢を起こしうる。

まとめ

  • 糖質は→多糖の階層で、・多糖はで連結。
  • 食事糖質はエネルギーの50〜60%。多糖→に消化され小腸で吸収、消化されない繊維は大腸で発酵/排泄。
  • GIは血糖の上がりやすさの指標(純グルコース=100%)。低GIは血糖・インスリン需要を抑える。
  • 主要糖:グルコース・(最も甘い)・HFCS・ラクトース。過剰は肥満/糖尿病と関連。
  • は便通・血糖・コレステロール・腸内細菌に働く。吸収されない糖はを起こしうる。