Biochemistry

Biochemistry · 4/8

血糖調節:高血糖;インスリン分泌;インスリン受容体

Blood glucose regulation: hyperglycaemia; insulin release; insulin receptors — L I

🧠 は「β細胞がグルコースをATPに変換し、(ATP-sensitive K⁺ channel)を閉じて脱分極→Ca²⁺流入→分泌」という一連で読む。 血糖が上がるとがインスリンを出す。が分泌を増幅し、C-ペプチドがの指標になる。

グルコース刺激によるインスリン分泌

は血糖をしてインスリンを分泌する。(高Km)が血糖センサーとして働く。

flowchart TD
  A["血糖↑ → β細胞へグルコース取り込み(GLUT)"]
  A --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='glucokinase'>グルコキナーゼ</span>(血糖センサー)→ 解糖・酸化"]
  B --> C["ATP/ADP比↑"]
  C --> D["ATP感受性K⁺<span class='jp-term jp-term-diagram' title='K_ATP'>チャネル</span>が閉じる"]
  D --> E["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='membrane depolarization'>膜脱分極</span> → <span class='jp-term jp-term-diagram' title='voltage-gated calcium channel'>電位依存性Ca²⁺チャネル</span>開口"]
  E --> F["細胞内Ca²⁺↑ → <span class='jp-term jp-term-diagram' title='insulin granule'>インスリン顆粒</span>の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='exocytosis'>開口分泌</span>"]

K_ATPチャネルはの標的。 ATP感受性K⁺チャネルを薬(スルホニル尿素)で閉じるとが促される(2型糖尿病治療)。逆にチャネルが開いたままだと分泌されない。

インクレチンとアミリン

  • (GLP-1など): 食事摂取後に消化管のから放出され、グルコース刺激性を増幅し、グルカゴン分泌を抑制する。GLP-1作動薬・が2型糖尿病治療に使われる。
  • : β細胞から共分泌。2型糖尿病でに関与。

C-ペプチドとインスリンの動態

インスリンはから切り出され、C-ペプチドがインスリンとで放出される。

C-ペプチドは内因性の指標。 ①インスリン投与患者では、は測定系に検出されるため、の評価にはC-ペプチドを使う。②膵から分泌されたインスリンは約50%が肝でを受けるため、末梢インスリン値は門脈分泌を正確に反映しないが、C-ペプチドは代謝されにくく指標になる。インスリンのは数分と短い。

インスリン受容体とシグナル

。インスリン結合でし、IRS(insulin receptor substrate)を介して2つの主要経路を動かす(詳細は04-09-signal-transduction-of-insulin-midterm-2-s-i)。

経路 主な効果
PI3K-AKT(PKB)経路 GLUT4膜移行(糖取り込み)、、脂質合成、糖新生・の抑制
MAP 増殖・分化(的作用)

インスリンの代謝作用

高血糖(摂食時)にインスリンが行う「・貯蔵」方向の作用。

  • グルコース取り込み↑(筋・脂肪のGLUT4動員)。
  • ↑・分解↓。
  • 解糖↑・糖新生↓。
  • 脂肪合成↑・↓。
  • タンパク質合成↑。

まとめ

  • β細胞はを血糖センサーに、ATP↑→K_ATPチャネル閉→脱分極→Ca²⁺流入→
  • K_ATPはの標的。
  • が分泌を増幅、を共分泌。
  • C-ペプチドは放出され、内因性の指標(や肝の影響を回避)。
  • はRTKで、PI3K-AKT(代謝)とMAPK(増殖)の2経路を動かし、・貯蔵を促す。