生物物理学

生物物理学 · 19.03

熱力学の基礎II―内部エネルギー変化

Fundamentals II — change of internal energy

🧠 UUは状態だけで決まり経路に依存しないである。 はΔU=Q+W\Delta U=Q+Wとしてを表す。

内部エネルギーと経路量

Uはで、熱Qと仕事Wは経路に依存するエネルギー移動である。初期状態と終状態が同じならΔUは同じでも、QとWの分担は過程により異なる。

熱力学の基礎II―内部エネルギー変化を表す式

ΔU=Q+W\Delta U=Q+W

UUは、QQは系へ入る熱、WWは系になされる仕事で、すべてJで表す。

熱・仕事によるエネルギー移動

Qは系へ加えた熱、Wは系になされた仕事とする符号規約である。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='internal energy'>内部エネルギー</span>と経路量"] --> B
  B["熱・仕事によるエネルギー移動"] --> C
  C["Qは系へ加えた熱、Wは系になされた仕事とする符号規約である"] --> D
  D["符号規約と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='adiabatic process'>断熱過程</span>"]

符号規約と断熱過程

UUは示量的なであり、その変化ΔU=Q+W\Delta U=Q+Wは系へ入る熱と仕事の和で決まる。QQとWWの符号規約を固定すれば経路によらず同じΔU\Delta Uが得られ、ではpVpV仕事を含めたが便利になる。

同じΔUでも熱と仕事の分配は経路に依存する。式の符号はWを系になされた仕事としている。ではQ=0でも、仕事によってUと温度は変化し得る。

まとめ

生物を含む系の熱力学では、保存則とエントロピー・のを同時に扱う。12

  • UUは状態だけで決まり経路に依存しないである。はΔU=Q+W\Delta U=Q+Wとしてを表す。
  • Qは系へ加えた熱、Wは系になされた仕事とする符号規約である。
  • 同じΔUでも熱と仕事の分配は経路に依存する。

出典

  1. 1.Thermodynamics of Bioreactions(Annual Review of Chemical and Biomolecular Engineering・2016)生物反応における熱力学の第一・第二法則、エネルギー・エントロピー・自由エネルギー閲覧 2026-08-21
  2. 2.Thermodynamics of stoichiometric biochemical networks in living systems far from equilibrium(Biophysical Chemistry・2005)平衡・非平衡の生化学系における熱力学ポテンシャルと過程の方向性閲覧 2026-08-21