生物物理学 · 19.06
エントロピーと秩序の関係
Entropy and its connection with order
🧠 ボルツマン式Boltzmann equation ボルツマン式(Boltzmann equation)Boltzmann equation(ボルツマン式) S=kB lnΩはエントロピーを微視状態数へ結びつける。 利用可能な微視状態が多い巨視状態ほどエントロピーが大きい。
微視的状態数とエントロピー
ボルツマン式Boltzmann equation ボルツマン式(Boltzmann equation)Boltzmann equation(ボルツマン式) は同じ巨視的状態 macrostate 巨視的状態(macrostate) macrostate(巨視的状態) を実現する微視的配置数Ωが多いほどSが大きいことを示す。局所的に秩序が増えても、外界への熱・物質放出を含む全体のエントロピーが増えれば第二法則 second law 第二法則(second law) second law(第二法則) に反しない。
エントロピーと秩序の関係を表す式
はボルツマン Boltzmann ボルツマン(Boltzmann) Boltzmann(ボルツマン) 定数、は同じ巨視的状態 macrostate 巨視的状態(macrostate) macrostate(巨視的状態) を与える微視的状態 microstate 微視的状態(microstate) microstate(微視的状態) 数である。
状態数が増える方向
エントロピーは単なる見た目の乱雑さではなく多重度 multiplicity 多重度(multiplicity) multiplicity(多重度) の尺度である。
flowchart TD
A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='microstate'>微視的状態</span>数とエントロピー"] --> B
B["状態数が増える方向"] --> C
C["エントロピーは単なる見た目の乱雑さではなく<span class='jp-term jp-term-diagram' title='multiplicity'>多重度</span>の尺度である"] --> D
D["局所秩序と全体系"]
局所秩序と全体系
利用可能な微視状態が多い巨視状態ほどエントロピーは大きく、これは単なる見た目の「乱雑さ」より正確な定義である。孤立系isolated system 孤立系(isolated system)isolated system(孤立系) では全エントロピーtotal entropy 全エントロピー(total entropy)total entropy(全エントロピー) の増大が自発方向を決めるが、温度や圧力を外界が固定する系では、エントロピー項を組み込んだ熱力学ポテンシャルを使う。
タンパク質折りたたみでは分子内エンタルピー enthalpy エンタルピー(enthalpy) enthalpy(エンタルピー) と溶媒エントロピーの両方を考える。エントロピーを単純に「乱雑さ」とだけ呼ぶと、熱力学的定義である可逆熱δQ_rev/Tや状態数との対応を失う。
まとめ
生物を含む系の熱力学では、保存則とエントロピー・自由エネルギーfree energy 自由エネルギー(free energy)free energy(自由エネルギー) の制約 Limitations 制約(Limitations) Limitations(制約) を同時に扱う。12
- ボルツマン式Boltzmann equation ボルツマン式(Boltzmann equation)Boltzmann equation(ボルツマン式) S=kB lnΩはエントロピーを微視状態数へ結びつける。利用可能な微視状態が多い巨視状態ほどエントロピーが大きい。
- エントロピーは単なる見た目の乱雑さではなく多重度 multiplicity 多重度(multiplicity) multiplicity(多重度) の尺度である。
- タンパク質折りたたみでは分子内エンタルピー enthalpy エンタルピー(enthalpy) enthalpy(エンタルピー) と溶媒エントロピーの両方を考える。
出典
- 1.Thermodynamics of Bioreactions(Annual Review of Chemical and Biomolecular Engineering・2016)生物反応における熱力学の第一・第二法則、エネルギー・エントロピー・自由エネルギー閲覧 2026-08-21
- 2.Thermodynamics of stoichiometric biochemical networks in living systems far from equilibrium(Biophysical Chemistry・2005)平衡・非平衡の生化学系における熱力学ポテンシャルと過程の方向性閲覧 2026-08-21