生物物理学

生物物理学 · 21.10

活動電位の性質

Properties of the action potential

🧠 閾値を超えると全か無か則に従う活動電位が生じる。 大きく変わるのはイオン濃度ではなくである。

閾値と全か無か則

閾値付近では内向きNa⁺電流がさらなる脱分極を呼ぶ正帰還がを上回り、再生的が始まる。閾値未満の局所電位は刺激強度に応じて変わるが、活動電位の振幅はほぼ一定である。

再生的な脱分極

Vmは一過性に正方向へ逆転する。

flowchart TD
  A["閾値と全か無か則"] --> B
  B["再生的な脱分極"] --> C
  C["Vmは一過性に正方向へ逆転する"] --> D
  D["刺激強度の周波数<span class='jp-term jp-term-diagram' title='encoding'>符号化</span>"]

刺激強度の周波数符号化

静止状態から閾値を超えると、チャネルの正のフィードバックでVmV_mが一過性に正方向へ逆転する。この間に大きく変わるのは細胞全体のイオン濃度ではなくであり、波形のはNa⁺・K⁺電流の時間差で説明できる。

刺激強度は振幅でなく主にでされる。全か無か則は単一軸索についての性質で、全体の記録振幅は動員される線維数により変わる。

まとめ

膜の受動応答と活動電位は、膜抵抗・容量と時間・空間に依存するイオン透過性の変化から理解する。12

  • 閾値を超えるとな全か無かのが生じる。活動電位中に大きく変わるのはイオン濃度ではなく透過性である。
  • Vmは一過性に正方向へ逆転する。
  • 刺激強度は振幅でなく主にでされる。

出典

  1. 1.A classic experiment revisited: membrane permeability changes during the action potential(Advances in Physiology Education・2021)活動電位で生じるイオン透過性変化と反転電位の関係閲覧 2026-08-21
  2. 2.Time constants and electrotonic length of membrane cylinders and neurons(Biophysical Journal・1969)受動膜の時定数、電気緊張性長さ、膜抵抗・膜容量の関係閲覧 2026-08-21