生物物理学

生物物理学 · 21.19

ECG装置における差動増幅器の役割

Role of the differential amplifier in ECG equipment

🧠 心電図信号はmV程度と小さく、など大きな同相信号が重なる。 差動は二入力の差を増幅する。

差動信号と同相信号

出力は理想的にはA_d(V_+−V_−)で、両入力へ等しく加わる電源雑音はされる。CMRRは通常dBでも表し、高いは電極から信号を奪わないために必要である。

ECG装置における差動増幅器の役割を表す式

CMRR=AdAcmCMRR=\frac{A_d}{A_{cm}}

AdA_dは差動、AcmA_{cm}は同相である。dB表示では20log⁡10(Ad/Acm)20\log_{10}(A_d/A_{cm})を用いる。

小さなECGを雑音から取り出す

両入力へ同相に入る雑音を除去する。

flowchart TD
  A["差動信号と同相信号"] --> B
  B["小さなECGを雑音から取り出す"] --> C
  C["両入力へ同相に入る雑音を除去する"] --> D
  D["CMRRと電極接触"]

CMRRと電極接触

心電図誘導は二電極間の小さな体表を入力する一方、は両入力へほぼ同相に重なる。差動は前者を増幅して後者を抑え、高い同相信号除去比で記録の信号雑音比を改善する。

CMRRは差動と同相の比で、性能指標になる。電極が左右で不均衡だと同相雑音が差動成分へ変換されるため、皮膚処理・接触・右脚駆動回路も記録品質を左右する。

まとめ

差動増幅では目的のを保ちつつ、共通モード干渉と電極由来の雑音を抑える。12

  • 心電図信号はmV程度と小さく、など大きな同相信号が重なる。差動は二入力の差を増幅する。
  • 両入力へ同相に入る雑音を除去する。
  • CMRRは差動と同相の比で、性能指標になる。

出典

  1. 1.Common-Mode Interference in Biopotential Amplifiers: Modeling, Analysis, and Design Strategies for Various Recording Setups(IEEE Transactions on Biomedical Circuits and Systems・2026)生体電位増幅器における同相干渉、CMRR、電極配置と対策閲覧 2026-08-21
  2. 2.A Robust Current-Feedback Operational Amplifier-Based Front-End Amplifier for Electrocardiogram Signal Noise Removal(Sensors・2026)ECGフロントエンド増幅器による雑音低減と信号取得閲覧 2026-08-21