Biophysics

Biophysics · 18.02

拡散の基礎―概念と熱運動

Basics of diffusion — concepts and thermal motion

応用トピック
腎・内臓血管の閉塞性・動脈瘤性疾患と人工動静脈瘻・血液透析アクセス

🧠 拡散は粒子の無方向性のに由来する。 個々の運動は無方向でも、集団では高濃度側から低濃度側へ正味のが生じる。

熱運動から正味流束へ

濃度勾配があると高濃度側には境界を越える粒子が統計的に多いため、が生じる。これは個々の粒子が低濃度側を目指すという意味ではない。

濃度差が平滑化する過程

平均的な拡散距離は時間ではなく√tに比例する。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='thermal motion'>熱運動</span>から<span class='jp-term jp-term-diagram' title='net flux'>正味流束</span>へ"] --> B
  B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='concentration difference'>濃度差</span>が平滑化する過程"] --> C
  C["平均的な拡散距離は時間ではなく√tに比例する"] --> D
  D["拡散距離と時間"]

拡散距離と時間

個々の粒子はで無方向に動くが、高濃度側には境界を横切る粒子が多いため集団として低濃度側へのが生じる。平均的な拡散距離はt\sqrt{t}に比例し、と濃度勾配の関係はで定量化する。

温度が高いほどは強くなる。拡散は短距離では有効だが、距離を2倍にする時間は4倍になるため、長距離輸送には血流などのが必要になる。

まとめ

  • 拡散は粒子の無方向性のに由来する。個々の運動は無方向でも、集団では高濃度側から低濃度側へ正味のが生じる。
  • 平均的な拡散距離は時間ではなく√tに比例する。
  • 温度が高いほどは強くなる。