Biophysics

Biophysics · 24.06

弾性動脈の生体力学(biomechanics):伸展性(distensibility)

Biomechanics of elastic arteries — distensibility

🧠 は、低圧では、高圧ではコラーゲンを段階的に使うため、圧–容積関係がになる。

血管壁の非線形応答

低圧域では伸びやすいが主に荷重を担う。圧力が上がると波状のが伸ばされて順次動員され、を防ぐ。こののため、動脈壁を一定のだけで表すことはできない。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='elevated blood pressure'>血圧上昇</span>"] --> B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='elastin'>エラスチン</span>が伸びる"]
  B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='collagen fibers'>コラーゲン線維</span>が順次張る"]
  C --> D["壁の実効<span class='jp-term jp-term-diagram' title='stiffness'>剛性</span>が上昇"]
  D --> E["過度な拡張を制限"]

コンプライアンスと伸展性

コンプライアンスCC は圧変化当たりの容積変化、DD はそれを基準容積 VV で正規化した量である。

C=ΔVΔp,D=1VΔVΔpC=\frac{\Delta V}{\Delta p},\qquad D=\frac{1}{V}\frac{\Delta V}{\Delta p}

コンプライアンスは血管サイズに依存するが、は相対変化なので大きさの異なる血管を比較しやすい。測定する圧範囲によって値が変わる点にも注意する。

ウィンドケッセル機能と加齢

収縮期にが血液を受け入れ、拡張期に弾性エネルギーを返すことで、心臓のは末梢で平滑化される。これがである。加齢や動脈硬化でが低下すると、同じでもと脈圧が上がりやすい。

この壁変形にはも関与し、半径増大によるの変化はの式で結び付けられる。

まとめ

  • からコラーゲンへのが、動脈壁の性を生む。
  • コンプライアンスはな容積変化、は基準容積で正規化した相対変化である。
  • 動脈の硬化はを低下させ、脈圧を増大させる。