Histopathology

Histopathology · H2-081B

高異型度漿液性癌

High grade serous carcinoma (cystadenocarcinoma ovarii)

描出疾患
卵巣癌

🧠 全体像は卵管・卵巣・腹膜に発生する系癌で、多くはに由来すると考えられる。

病理発生

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='fimbriae (of the uterine tube)'>卵管采</span>上皮のTP53異常"] --> B["STIC"]
    B --> C["卵管・卵巣・腹膜のHGSC"]
    C --> D["卵巣表面・網・腹膜へ播種"]
    C --> E["腹水・リンパ節転移"]

「卵巣表面上皮のみから生じる」という旧来の説明に限定しない。TP53異常はほぼ必須で、BRCA1BRCA2異常や(homologous recombination deficiency:HRD)を伴う群がある。

所見 要点
肉眼 ・嚢胞性、表面結節、出血、壊死;両側性も多い
構築 複雑な、裂隙状、、腺
細胞 高度核異型、明瞭な核小体、多数の
浸潤 卵巣間質・卵管壁・腹膜への破壊性浸潤
石灰化;存在だけで予後良好とはしない
免疫 PAX8・WT1陽性、異常p53発現パターンを示すことが多い

診断と治療

卵管、卵巣、腹膜を一体としてし、を含めて原発部位を評価する。全例で遺伝学的検査を検討し、BRCA1/2とHRD情報をに用いる。

治療は専門チームで、最大限の安全な手術とプラチナ・療法を基本とする。初回手術が不適切な例では後の手術を検討し、反応、病期、BRCA1/2、HRDなどに応じによる維持療法を選ぶ。固定した5年で個別予後を断定しない。

と治療の詳細はの病期・治療・病理を参照する。

まとめ

  • HGSCはSTICとのを意識する。
  • 、複雑構築、異常p53が重要である。
  • 卵管・卵巣・腹膜病期とBRCA・HRDを治療へ統合する。