Surgery

Surgery · G-12

腸管ストーマの種類と適応

Forms of intestinal diversion: stoma types and indications

前提:正常
栄養素の分解と吸収。水・カリウム・ナトリウムの吸収
疾患
短腸症候群

🧠 全体像は腸管内容を腹壁へ誘導する再建法である。理解の軸は「小腸か大腸か」「端かループか」「一時的か永久か」で、便性状、水分・電解質喪失、閉鎖可能性が変わる。

基本分類

種類 構造 排泄物・特徴
端部結腸 切断した結腸端を腹壁へ 遠位ほど成形便。など
ループ結腸 結腸ループを開口し・肛門側をもつ 一時的減圧・便路変更に用いる
端部回腸 を腹壁へ 液状〜泥状、になり得る
ループ回腸 回腸ループに・肛門側開口 直腸吻合の保護など。一般に閉鎖予定
切断した・肛門側を別々に開口 が排泄、肛門側は粘液瘻

回腸は皮膚障害を避けるため突出させ、結腸は部位と便性状に合わせて形成する。「右上腹部=、左下腹部=S状結腸」は代表的位置だが、術前マーキングと解剖で決める。

適応

目的
遠位吻合の保護 前方切除後の一時的ループ回腸
遠位腸管の安静 、複雑瘻孔、放射線障害
閉塞の解除 腫瘍、緊急
穿孔・腹膜炎 が危険な場合の便路変更
腸管壊死・外傷 切除後に安全な再建ができない場合
永久排泄路 腹会陰式直腸切断、肛門機能喪失

保護漏そのものを完全に防ぐのではなく、漏れた際の重症度・リスクを下げる目的で用いる。

術前計画

サイトマーキングでは、内、患者が見える位置、皮膚のしわ・瘢痕・骨突出・ベルト線を避ける位置を、立位・座位・臥位で確認する。専門による教育とを手術前から始める。

flowchart TD
    A["便路変更が必要"] --> B["一時的か永久か"]
    B --> C["回腸か結腸か"]
    C --> D["端部・ループ・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='double-barrel'>二連銃式</span>を選択"]
    D --> E["術前マーキングと患者教育"]
    E --> F["排出量・皮膚・血流を術後評価"]
    F --> G["閉鎖可能性を原疾患と吻合で再評価"]

術後観察

観察 正常・異常
色・血流 湿潤した赤〜ピンクが正常。暗紫・黒色は虚血を疑う
腫脹 早期は浮腫を伴うが、進行性腫脹や閉塞を評価
排出 術式に応じた開始時期・量・性状を確認
周囲皮膚 漏れ、びらん、真菌、不適合を確認
形態 、脱出、狭窄、傍ヘルニア

高排出ストーマ

回腸では水分・Na・Mg喪失から脱水、、電解質異常が起こり得る。排出量だけでなく、尿量、体重、口渇、腎機能、Na・Mgを評価する。

  • 感染、、短腸、薬剤など原因を探す。
  • の大量摂取だけで補おうとせず、適切なを用いる。
  • 食事・水分、腸管運動抑制薬、、静脈補液を個別化する。

⚠️ ループ回腸閉鎖は自動的に行えるわけではない。原疾患、遠位吻合の治癒、括約筋機能、全身状態を確認する。

まとめ

  • は腸管部位、端部/ループ、一時的/永久で整理する。
  • 回腸は高排出による脱水・腎障害に注意する。
  • 保護漏の重症化を軽減する目的である。
  • 術前マーキング、教育、皮膚・が手術成績を左右する。
  • 閉鎖可能性は原疾患と遠位腸管の安全性を再評価して決める。