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Symptoms · Published

腎仙痛

Renal colic

臓器系
腎・泌尿器
科目
Urology
トピック
泌尿器科学 U-17:尿路結石症の成因・分類・予防
関連疾患
シスチン尿症尿路結石症
起因薬
プロベネシド

🧠 全体像は、尿管を下降する結石がを急激に上げ、を攣縮させることで生じる痛みである。結石が下降するにつれて放散部位がからへ移動するという一点に、この痛みの特徴が集約される。

放散パターンが結石の位置を示す

結石の位置 主な放散部位 随伴しやすい症状
上部尿管(腎盂〜近位尿管) 悪心・嘔吐(腎と腸管が近い自律神経支配を共有するため)
中部尿管 下腹部前面 限局した圧痛
下部尿管・ ・陰嚢/ 頻尿・(膀胱への刺激)

💡 上部尿管結石で悪心・嘔吐が目立つのは、腎と消化管がに近い支配を共有するためで、消化器疾患とされやすい。

鎮痛の選び方

の急性期はNSAIDsが第一選択になりうる。プロスタグランジン産生を抑えての攣縮と上昇そのものを軽減するため、オピオイド単独より悪心・嘔吐が少なく、鎮痛効果も同等以上とされる。や消化管出血リスクがあればオピオイドやで代替する。

見逃してはいけない状況

⚠️ 結石による閉塞に感染・発熱が加わった状態は泌尿器科的緊急症である。 敗血症の温床になるため、抗菌薬に加えてなどのを要する。

⚠️ 高齢者で初めての痛を安易に結石と決めない。痛で紛れることがあり、を確認する。

まとめ

  • は結石による上昇・尿管攣縮で生じ、結石の下降とともに放散部位がからへ移動する。
  • 上部尿管結石は悪心・嘔吐を伴いやすく、下部尿管結石は頻尿・を伴いやすい。
  • NSAIDsは尿管攣縮そのものを軽減するため急性期の第一選択になりうる。
  • 閉塞+感染+発熱はを要する泌尿器科的緊急症である。高齢者の初発痛はも考慮する。