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Symptoms · Published

線状出血

Splinter hemorrhage

臓器系
循環器
科目
Pathology
トピック
病理 B-33:感染性心内膜炎(急性・亜急性)
関連疾患
感染性心内膜炎

🧠 全体像は、の毛細血管が縦方向に走る構造に沿って生じる、爪の下の赤〜茶褐色のである。の古典的な末梢所見として教わるが、実際にはな軽微な外傷によるものの方がはるかに多い。1本だけので心内膜炎を疑って精査を広げる前に、外傷歴・分布・随伴所見で見分けることが臨床的に重要になる。

外傷性と感染性心内膜炎を見分ける

(多数派) に伴うもの
部位 爪の遠位側に多い 爪のどの位置にも出現しうる
本数・分布 通常1本、単一の指・趾に限局 複数の指・趾に新規に出現し続ける
誘因 手作業、圧迫、軽微なの既往 明らかな外傷歴を欠く
随伴所見 なし 発熱、新規の点状出血
経過 爪の成長とともに遠位へ移動し数週で消える 活動性の感染が続く限り新しいものが出現し続ける

は微小塞栓またはによる血管炎で生じるとされ、では点状出血・と並ぶ末梢のの一つとして扱われる。ただしどの所見も単独ではに特異的ではない。

見逃してはいけない状況

⚠️ 発熱・新規の歴がある患者に新規のが出現したら、の評価(血液培養・心エコー)を検討する。 逆に、健常な成人に単発で誘因のはっきりしただけがある場合は、それだけを理由に心内膜炎の精査を広げる必要はない。

まとめ

  • の毛細血管の走行に沿った線状の出血で、圧倒的にが多い。
  • は単発・遠位・誘因ありで、爪の成長とともに移動して消える。
  • に伴うものは複数出現が続き、発熱・・他の末梢所見を伴う。
  • 発熱やなどの随伴所見がなければ、単発のだけで心内膜炎精査を急がない。