解剖学

解剖学 · 1.5

背部・脊柱:局所解剖

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疾患
腰部脊柱管狭窄症

🧠 局所解剖は「境界の筋・骨」と「中を通るもの」をセットで覚える。 背部の三角や間隙は、周囲の筋が作る窓であり、そこを通る/そこで見える構造が臨床的な意味をもつ。・・・の4つを、境界と内容で整理する。

後頭下三角

は、後頸部の深部にある小さな三角で、・・が境界を作る。頭蓋内へ入る前のV3水平部を同定・する臨床的に重要な区域である。1

辺 境界
上内側辺
上外側辺
下外側辺

内容:

  • V3の水平部(上)
  • (C1)
  • 静脈叢

💡 は上面で溝を作って走る。 の底ではの上を屈曲して走り、から頭蓋内へ入る。急な頸部回旋で血流が障害されることがある。

聴診三角

は、背部で筋が薄く、肺音が聴取しやすい小三角である。

辺 境界
上内側辺 の外側縁
下辺 の上縁
外側辺 の内側縁

底には第6肋間付近のがあり、ここでは筋が薄いため呼吸音がよく聞こえる。腕を前に組んでを外側へ引くと三角が広がる。

腰三角

(、Petit三角)は、下背部で腹壁の筋が作る三角で、の生じうる弱点である。

辺 境界
底辺
内側辺 の外側縁
外側辺 の後縁

底はである。深部にはさらに(Grynfeltt三角)があり、こちらの方がヘルニアの頻度は高いとされる。

⚠️ は腹壁の弱点。 筋層が薄いためが生じうる。膿瘍が後腹膜から体表へ抜ける経路にもなる。

脊柱管

は、が連なってできる管で、脊髄・髄膜・・内容を収める。

壁 構成
椎体後面、、
側壁 、
後壁 、、基部

内容:

  • 脊髄(成人では多くがL1/L2付近までだがあり)・2
  • 髄膜(硬膜・くも膜・)との
  • の脂肪・内
  • と(付近)

⭐ は加齢で頻発。 の膨隆、の肥厚、などでやが狭くなり、や神経根を圧迫する。ではを起こす。

まとめ

  • は3つの筋が境界を作り、頭蓋内進入前のV3・を通す。
  • (・・)は呼吸音の聴取に適する。
  • (・・)は腹壁の弱点での部位。
  • はが連なる管で、脊髄・・髄膜・内容を収める。
  • やの狭窄は・神経根の圧迫症状を起こす。

出典

  1. 1.An anatomical investigation of the suboccipital- and inferior suboccipital triangles(Anatomy & Cell Biology・2023)後頭下三角が頭蓋内進入前の椎骨動脈V3水平部を同定・授動する外科的ランドマークであること閲覧 2026-08-24
  2. 2.Conus medullaris termination: Assessing safety of spinal anesthesia in the L2-L3 interspace(Acta Anaesthesiologica Scandinavica・2025)成人の脊髄円錐終止高には個体差がありL1-L2椎間以下に達する例もあること閲覧 2026-08-24