生物物理学

生物物理学 · 20.09

血液粘度の決定因子

Determinants of blood viscosity

🧠 は・・・凝集で変わる。 血液はずり流動化を示し、高速度で見かけの粘度が低下する。

血液粘度を変える因子

は主に、・凝集、温度、速度で変わる。細い管では赤血球が軸中心へ移動して壁近くに血漿層ができ、見かけ粘度が低下する–効果(Fåhræus–Lindqvist effect)が現れる。

赤血球とせん断速度の影響

は低で粘度を上げる。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='blood viscosity'>血液粘度</span>を変える因子"] --> B
  B["赤血球と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='shear'>せん断</span>速度の影響"] --> C
  C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='rouleaux formation'>連銭形成</span>は低<span class='jp-term jp-term-diagram' title='shear'>せん断</span>で粘度を上げる"] --> D
  D["微小循環の見かけ粘度"]

微小循環の見かけ粘度

の法則は粘度一定を仮定するが、血液の見かけ粘度は速度と血球の状態で変わる。したがって–の法則は大血管の高域では近似として使えても、微小循環や低流速へそのまま適用できない。

–効果では細い血管で見かけの粘度が低下する。大血管の高域ではが使いやすいが、微小循環や低流速では一定粘度として扱えない。

まとめ

血流の基礎式は有用な近似だが、血液の粘度と流れは速度や血管径に依存する。12

  • は・・・凝集で変わる。血液はずり流動化を示し、高速度で見かけの粘度が低下する。
  • は低で粘度を上げる。
  • ・効果では細い血管で見かけの粘度が低下する。

出典

  1. 1.Blood Rheology: Key Parameters, Impact on Blood Flow, Role in Sickle Cell Disease and Effects of Exercise(Frontiers in Physiology・2019)血液粘度、せん断速度、ヘマトクリット、赤血球特性と血流の関係閲覧 2026-08-21
  2. 2.Effects of non-Newtonian viscosity on arterial and venous flow and transport(Scientific Reports・2022)非Newton性粘度をもつ血液の流れ・輸送と、Newton近似の適用限界閲覧 2026-08-21