Biophysics

Biophysics · 18.09

浸透・浸透圧・浸透圧濃度

Osmosis, osmotic pressure, osmolarity

応用トピック
体液恒常性と静脈輸液腎移植と腎代替療法

🧠 浸透ではを介して溶媒が高溶質濃度側へ移動する。 浸透圧はこの移動を止めるのに必要な圧力である。

水の化学ポテンシャルと半透膜

が溶媒を通し溶質を通さないとき、溶媒の差が水の移動を駆動する。溶質の濃度勾配による拡散とは、膜が溶質を通すかどうかを区別する必要がある。な理想溶液ではが成り立ち、電解質では解離粒子数を反映する係数が必要になる。

浸透・浸透圧・浸透圧濃度を表す式

Π=cRT\Pi=cRT

Π\Piは浸透圧(Pa)、ccは浸透活性粒子のモル濃度、RRは気体定数、TTは絶対温度である。

浸透による水移動

溶液ではΠ=cRTに従う。

flowchart TD
  A["水の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='chemical potential'>化学ポテンシャル</span>と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='semipermeable membrane'>半透膜</span>"] --> B
  B["浸透による水移動"] --> C
  C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='rarefaction'>希薄</span>溶液では<span class='jp-term jp-term-diagram' title='van&#39;t Hoff equation'>ファントホッフ式</span>Π=cRTに従う"] --> D
  D["浸透圧と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='tonicity'>張度</span>の区別"]

浸透圧と張度の区別

を介する水の移動も分子のに由来するが、溶質を通さないという境界条件が正味の浸透を作る。溶液の浸透圧はΠ=cRT\Pi=cRTに従い、膜の片側に非透過性電荷がある場合はによるイオン分布も浸透圧差へ加わる。

は解離後の全粒子数を数え、を左右する。浸透圧は粒子の種類より総粒子濃度で決まるが、を決めるは膜を通れない物質だけで決まる。

まとめ

  • を介し溶媒が低溶質側から高溶質側へ移動する。浸透圧は浸透を止めるのに必要な圧力である。
  • 溶液ではΠ=cRTに従う。
  • は解離後の全粒子数を数え、を左右する。