Pediatrics

Pediatrics · 2-29

代謝性・呼吸性アルカローシス

Metabolic and Respiratory Alkalosis

前提:病態
代謝性酸塩基平衡障害呼吸性酸塩基平衡障害
前提:正常
酸塩基平衡:肺と腎の役割

🧠 は血液pHが高い状態である。はH⁺喪失またはHCO₃⁻増加、によるPaCO₂低下で起こる。治療は原因、循環血液量、Cl⁻、K⁺を同時に評価して選ぶ。

共通する臨床影響

  • 低下、血管収縮、不整脈
  • Ca低下による口周囲・四肢の、筋攣縮、、痙攣
  • 低K血症、
  • 重症では意識障害

代謝性アルカローシス

一次性HCO₃⁻上昇を示し、としてPaCO₂が上昇する。ただし低酸素を起こすほどの低換気には限界がある。

病態 原因 尿Cl⁻の考え方
胃酸喪失・ 嘔吐、胃吸引、利尿薬、脱水 多くは低値でに反応するが、利尿薬使用中は高値になり得る
過剰 、Cushing症候群など 高値、しばしば高血圧・低K血症を伴う
遠位の塩喪失 高値、血圧は通常高くない
HCO₃⁻負荷 投与、クエン酸負荷 腎機能・容量状態に依存
低K血症 と腎H⁺排泄亢進により維持 原因で変化

治療

  • 嘔吐・胃吸引の是正、原因薬中止、など基礎疾患を治療する。
  • 容量・Cl⁻反応性では0.9%食塩水とKClで循環血液量、Cl⁻、K⁺を補う。
  • では原因治療と受容体拮抗薬を検討する。
  • 重症・難治例の、酸投与、透析は・腎臓と行う。

呼吸性アルカローシス

がCO₂産生を上回りPaCO₂が低下する。急性ではHCO₃⁻低下は小さく、持続すると腎でHCO₃⁻排泄が増える。

原因群
低酸素刺激 肺炎、肺塞栓、高地、重症貧血
全身性刺激 敗血症、発熱、疼痛、妊娠
中枢・薬物 不安・パニック、
医原性
flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='hyperventilation'>過換気</span>・PaCO₂低下"] --> B["低酸素の有無を確認"]
    B -->|"あり"| C["酸素化し、肺・循環原因を治療"]
    B -->|"なし"| D["敗血症、疼痛、薬物、中枢性、医原性を検索"]
    C --> E["血液ガス・電解質を再評価"]
    D --> E

紙袋呼吸は低酸素や重篤疾患を悪化させ得るため推奨しない。不安が疑われても、低酸素、敗血症、、中枢を除外し、安心させて制御呼吸を支援する。ではと高AG性代謝性アシドーシスが併存し得るため、尿・血清や透析をと行う。

まとめ

  • は容量、血圧、尿Cl⁻、K⁺から原因を絞る。
  • 容量・Cl⁻反応性では食塩水とKClが基本である。
  • では「不安」と決めつけず、低酸素・敗血症・薬物を除外する。
  • 紙袋呼吸は行わない。