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Lauren分類

Lauren classification

臓器系
腫瘍
科目
PathologyOncology
トピック
病理学 C/35:胃腫瘍腫瘍学 II-05:胃癌の疫学・病因・組織・病期・症状・診断
適用疾患
胃癌

🧠 全体像は、胃癌の大部分を占める腺癌を、組織像からに二分する組織学的分類である。とは別軸で、発生機序・疫学・肉眼像・予後がまとまって対比できる点が学習上の価値であり、の理解にも直結する。

目的と適用場面

内容
目的 を組織像から(/混合型)に分類し、病態・予後の理解を助ける
対象・使う場面 内視鏡生検または切除検体でと診断された患者。時にWHO組織分類と併用し、のスクリーニング判断にも用いる
評価しないもの ・リンパ節転移などの病期(の領域)、GISTやなど腺癌以外の組織型

構成要素

⭐ 発生機序が明確に異なる2型を対比する(Lauren原記載では第3の混合型/も含む)。

項目
組織像 を背景に腺管を形成する結合性の高い腫瘍細胞 結合性の乏しい腫瘍細胞がびまん性浸潤し、粘液を細胞内に貯留するの形態
発生機序 H. pylori関連→萎縮→→異形成という多段階カスケード の前駆段階を経ないことが多く、CDH1機能喪失が中心的機序
肉眼像 潰瘍限局性・隆起性の腫瘤 胃壁全体がびまん性に肥厚するを呈しやすい
好発 高齢者・男性に多く、高リスク地域で減少傾向 若年者にも生じ性差が小さく、相対的な割合が増加傾向
遺伝性との関連 家族性胃癌症候群 CDH1
予後 相対的に良好 高度悪性・予後不良

解釈

と診断された場合はH. pylori関連の経路を想定した内視鏡監視・除菌歴の確認が診療上の焦点になり、では家族歴の聴取とCDH1を想定した遺伝の要否が焦点になる。いずれの型も最終的な治療強度はによる病期で決まる。

限界と使ってはいけない場面

  • ⚠️ 」と短絡しない。 形態は胃壁のびまん性肥厚()を来しやすいが、限局したが早期胃癌として発見されることもある。
  • ⚠️ は腺癌の中の対比であり、など腺癌以外の組織型には適用しない。これらは治療体系そのものが異なる。
  • ⚠️ WHO組織分類(・低結合性癌など)とは重なりつつ別の枠組みであり、だけで組織学的多様性を尽くせるわけではない。

まとめ

  • (腺管形成、H. pylori関連、予後良好)と、CDH1関連、予後不良)に分ける組織学的分類で、は内視鏡監視・除菌歴、は家族歴・遺伝が診療上の焦点になりやすい。
  • 腺癌以外の組織型(MALTリンパ腫、GIST)には適用せず、最終的な治療強度はTNMで決まる。