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Wilkinsスコア

Wilkins score

臓器系
循環器
科目
Cardiology
トピック
循環器内科 A-13:僧帽弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症の診断循環器内科 B-02:僧帽弁狭窄症と僧帽弁閉鎖不全症の治療
構成:画像所見
石灰化
適用疾患
僧帽弁狭窄症

点数を計算する

0 / 4 項目を選択
弁尖の可動性
弁尖の肥厚
弁下組織の肥厚
石灰化

合計

/ 16点

8点以下程度なら弁形態が良好でPMBCの成功率が高く、8〜10点を超えると肥厚・石灰化・弁下癒合が強くPMBCの成功率が下がる。ただし点数だけで適応を決めず、左房内血栓の有無、僧帽弁閉鎖不全(MR)の程度、交連石灰化の左右差といった他の解剖学的条件と合わせて判断する。

🧠 全体像(MS)の心エコーによるスコアで、のような臨床重症度・リスク分類とは性質が異なる——弁がどれだけ硬く動かないかを画像所見だけで数値化し、が解剖学的に適するかを判断するである。

目的と適用場面

目的はの成功可能性を予測するで、対象は症候性重症MS( MVA ≤1.5 cm²程度)で介入を検討する患者である。心エコー(多くはを併用)でを観察し、)かを選ぶ材料にする。

構成要素と配点

4項目をそれぞれ1〜4点で評価し、合計4〜16点で判定する。

1点 2点 3点 4点
先端のみ動きが制限され、弁全体はよく可動する の中央〜基部の可動性は保たれる が主に基部からのみ拡張期に前方へ動く 拡張期のの前方運動がほとんど、または全くない

1点 2点 3点 4点
ほぼ正常(4〜5 mm) 辺縁の肥厚が目立つが中央部は正常に近い(5〜8 mm) 全体に肥厚が及ぶ(5〜8 mm) 組織の高度な肥厚(8〜10 mm超)

1点 2点 3点 4点
弁直下のみ軽度の肥厚 の肥厚が長の1/3まで及ぶ 肥厚が遠位1/3まで及ぶ からまで全体に高度な肥厚・短縮が及ぶ

石灰化

1点 2点 3点 4点
単一の上昇域のみ 辺縁に限局した散在性の上昇 中央部まで及ぶ上昇 組織の大部分に及ぶ高度な上昇
合計点 意味
8点以下程度 弁形態が良好で、の成功率が高い
8〜10点超 肥厚・石灰化・が強く、の成功率が下がる

⭐ 点数が低いほどに適するが、点数だけで適応を決めないの有無、(MR)の程度、の左右差といった他の解剖学的条件と合わせて判断する。の詳細はに譲る。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ 4項目の合計点だけで判断しない。がある場合はスコアが良好でも自体が禁忌になる。

⚠️ 評価者間でグレーディングにばらつきが出やすく、経験のある心エコー医による評価が望ましい。MS以外の弁膜症(単独など)には用いない。を中心とした狭窄病変の形態評価である。

まとめ

  • は心エコーで・肥厚、、石灰化を各1〜4点、合計4〜16点で評価する。
  • 点数が低いほどに適した形態で、高いほど治療が必要になりやすい。
  • の有無、MRの程度と合わせて総合的に適応を判断する。
  • の形態評価に特化しており、他の弁膜症には使わない。