生物物理学

生物物理学 · 16.14

CTのハンスフィールド単位とウィンドウ処理

Hounsfield unit and windowing in CAT scan

応用トピック
CTの基礎:物理と原理CTの基礎:臨床応用呼吸器領域の画像診断法

🧠 水を0 、空気を−1000 としてを正規化する。 は表示範囲の中心、は表示する幅である。

HUと表示階調

は絶対密度ではなく、同じ管電圧条件で水に対する相対的な線減弱を表す。表示装置は選択した範囲を有限階調へ割り当てるため、を狭めるほど範囲内のは高くなる。12

CTのハンスフィールド単位とウィンドウ処理を表す式

HU=1000μ−μwaterμwaterHU=1000\frac{\mu-\mu_{water}}{\mu_{water}}

μ\muは対象、μwater\mu_{water}は水のである。分母も水なのでは無次元の相対尺度となる。

線減弱係数から表示画像へ

狭いウィンドウは小さな差を強調し、広いウィンドウは広範な密度を同時表示する。

flowchart TD
  A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Hounsfield unit'>HU</span>と表示階調"] --> B
  B["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='linear attenuation coefficient'>線減弱係数</span>から表示画像へ"] --> C
  C["狭いウィンドウは小さな差を強調し、広いウィンドウは広範な密度を同時表示する"] --> D
  D["ウィンドウ設定と<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Hounsfield unit'>HU</span>の限界"]

ウィンドウ設定とHUの限界

再構成されたを水に対する相対値へ変換したものがであり、その値にはX線エネルギーと物質組成が影響する。は表示範囲の中心、は表示する範囲を定め、狭い幅ほど小さな差を強調する。

肺・軟部・骨では適切なウィンドウ設定が異なる。、、管電圧、によりは変動するため、小さな差を物質固有値とみなさない。

まとめ

  • 水を0 、空気を−1000 としてを正規化する。は表示範囲の中心、は表示する幅である。
  • 狭いウィンドウは小さな差を強調し、広いウィンドウは広範な密度を同時表示する。
  • 肺・軟部・骨では適切なウィンドウ設定が異なる。

出典

  1. 1.Computed tomography and pulmonary measurements(British Journal of Anaesthesia・1998)CT値を用いた組織減弱と肺計測を概説する閲覧 2026-08-20
  2. 2.HU to RGB transformation with automatic windows selection for intracranial hemorrhage classification using ncCT(PLOS ONE・2025)Hounsfield単位とウィンドウ選択がCT表示へ与える影響を扱う閲覧 2026-08-20