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鼻の機能と鼻・副鼻腔の解剖生理

Function of the nose. Anatomy and physiology of the nose and paranasal sinuses

前提:正常
頭部:鼻腔と副鼻腔平衡感覚の生理学

🧠 全体像:鼻は空気の通路であるだけでなく、加温・加湿・除塵、嗅覚、共鳴、を担う。と各、副鼻腔の位置関係は、鼻閉・副鼻腔炎を理解する土台になる。

外鼻

  • 骨性上部は左右の、軟骨性下部は外側鼻軟骨と大・小軟骨からなる。
  • 主な動脈はの角枝、系、系の枝で、豊富な吻合をつくる。
  • 静脈は・眼静脈系へ流れ、頭蓋内との交通が感染波及上重要である。
  • 知覚は(V1)と第2枝(V2)、筋などの運動は顔面神経が担う。

鼻腔と鼻甲介

で左右に分かれ、後方はを介して上咽頭へ開く。の後方にあるは気流抵抗が大きい部位である。

構造 下方の 主な開口・交通
後部
前・中部周辺がを構成
の上後方

上・の一部だが、は独立した骨である。は鼻腔天蓋、周囲、上部にあり、へ連絡する。

鼻の生理

鼻腔気流の性状は流量と解剖に応じて変わり、狭い周囲では局所的な乱れを伴って粘膜との接触が増える。これにより吸気は加温・加湿され、粒子が捕捉される1

  • 機械的防御:粘液とが異物を咽頭側へ運ぶ。
  • 細胞性防御:好中球、単球・マクロファージ、ナチュラルキラー細胞(NK)細胞など。
  • 液性・特異的防御:粘膜の形質細胞が産生する分泌型免疫グロブリンA(IgA)と局所のが吸入抗原に応答する。
  • その他:嗅覚、構音・音声共鳴、が左右に腫脹・収縮して通気抵抗が変動する生理的な

副鼻腔

副鼻腔は線毛円柱上皮)で覆われ、を介して鼻腔と交通する。

副鼻腔 位置・関係 主な知覚・血流
眼窩上方。前頭陥凹からへ排泄 (V1)、
両眼窩間。前・中・後群に分かれ、中群はをつくる 主に(V1)、前・後
鼻腔後上方。視神経・・下垂体に近接 ・第2枝(V1/V2)、
眼窩下方、鼻腔外側。後方に・三叉神経第2枝(V2)を含む 三叉神経第2枝(V2)・眼窩下神経、

前面像ではが眼窩上、が眼窩間、が頬部に位置する。はより深部・後方にあり、単純な前面像では捉えにくい。

副鼻腔の機能

  • 吸気の加温・加湿と粘膜免疫
  • 頭蓋骨の軽量化
  • 音声の共鳴
  • 顔面外傷時の衝撃緩衝に寄与すると考えられる

まとめ

  • ・前部の排泄が集まる臨床上の要所である。
  • は単なる突起ではなく、気流を粘膜へ接触させる機能構造である。
  • 副鼻腔周囲の眼窩・頭蓋底・神経血管との位置関係が合併症を決める。

出典

  1. 1.The nose and paranasal sinuses physiology and anatomy(Advanced Drug Delivery Reviews・2001)鼻の気流・抵抗・鼻周期、粘液線毛輸送と吸入物に対する免疫応答が相互に作用すること閲覧 2026-08-09