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副鼻腔の良性・悪性腫瘍と治療原則

Benign and malignant tumors of the paranasal sinuses. Principles of treatment

前提:病態
鼻腔・上咽頭・喉頭の腫瘍
前提:正常
頭部:鼻腔と副鼻腔

🧠 全体像は空洞内で進展するため症状が遅く、・顔面知覚低下・が重要である。内視鏡とコンピュータ断層撮影(CT)/で範囲をし、組織型・原発部位・病期に基づく多職種治療を行う。

良性腫瘍

乳頭腫、骨腫、、血管腫などがある。

内反性乳頭腫

局所侵襲性・再発性があり、扁平上皮癌を同期性に合併、またはに続発することがある。文献集積では同期癌約7%、異時癌約4%が報告されているが、紹介施設中心のデータである点に注意する1

  • 、反復性副鼻腔炎、悪臭
  • 顔面痛、頬部腫脹、内眼角腫脹
  • 眼窩下神経障害による頬部、眼窩進展による
  • 内視鏡ではポリープ様腫瘤。生検とコンピュータ断層撮影(CT)/で付着部・骨変化・進展を評価する。
  • 付着部を含む完全切除が基本である。再発は無症候のことがあり、異時癌も数年後に生じうるため長期内視鏡フォローを行う12

骨腫

に多い良性骨腫瘍で、多くは外傷時画像などで発見される。無症候で小さく増大が乏しければ観察し、症候性、増大、排泄路・眼窩・頭蓋内への影響があれば切除する。

悪性腫瘍

  • 上皮性:扁平上皮癌、腺癌、
  • リンパ系:リンパ腫
  • 転移:腎、肺、乳腺、甲状腺など

が多く、次いででみられる。原発はまれである。

警告症状

  • 片側性で進行する鼻閉・
  • 顔面腫脹、歯の、治らない歯痛
  • 頬部、脳神経症状
  • 、視力障害
  • 頸部リンパ節腫大

診断

  1. で腫瘍を観察し、安全な部位から生検する。
  2. コンピュータ断層撮影(CT)で・石灰化・手術解剖、で眼窩・頭蓋底・硬膜・を評価する。
  3. 頸部画像、胸部画像、必要に応じ/コンピュータ断層撮影でリンパ節・遠隔転移をする。

病期の考え方

腫瘍が洞内の限局部位にとどまる段階から、隣接する鼻腔・他の副鼻腔へ及ぶ段階、さらに眼窩・皮膚・頭蓋底・脳神経など臓器境界を越える段階へ進む。ただし腫瘍・リンパ節・の詳細はと鼻腔・で異なり、単純な「T1=1領域、T4=臓器を越える」という表だけで正式病期を決めない。

治療原則

  • 組織型、原発部位、、眼窩・、患者機能・希望をチームで評価する。
  • 癌では内視鏡またはによる完全切除と、病理リスクに応じた術後放射線±薬物療法を組み合わせる。
  • 部分・全上顎切除、頭蓋顔面切除、再建を病変範囲に応じて選ぶ。容除去は眼窩浸潤すべてに一律ではなく、端・筋・眼球などの浸潤と機能温存可能性で判断する。
  • →手術→術後放射線を全例の固定順序とはせず、組織型と病期で個別化する。

まとめ

  • 片側性は腫瘍除外のである。
  • は良性でも再発・癌合併に注意する。
  • 副鼻腔は「化学療法→手術→放射線」の一律処方ではなく、組織型と進展に基づく。

出典

  1. 1.Sinonasal inverted papillomas: recurrence, and synchronous and metachronous malignancy(The Journal of Laryngology & Otology・2007)内反性乳頭腫では同期癌約7%、異時癌約4%が報告され、異時癌は長期間を経て生じうるため長期追跡が必要なこと閲覧 2026-08-09
  2. 2.Evaluation of inverted papilloma recurrence rates and factors associated recurrence after endoscopic surgical resection: a retrospective review(Journal of Otolaryngology - Head & Neck Surgery・2023)内視鏡切除後にも約15%の再発があり、再発時に症状変化を伴わないことがあるため長期追跡が必要なこと閲覧 2026-08-09