Histopathology

Histopathology · H2-026

悪性胸膜中皮腫

Mesothelioma

描出疾患
悪性中皮腫

🧠 全体像(malignant pleural mesothelioma)は胸膜に由来するまれな悪性腫瘍で、びまん性に胸膜を肥厚させて肺を殻状に包む。曝露との関連と長いが重要だが、診断は形態、、浸潤所見、分子補助検査を統合する。

病因と肉眼像

項目 要点
主な危険因子 曝露
曝露から数十年後に発症しうる
曝露の指標だが、の直接のではない
進展 局所から胸膜面に沿ってびまん性に拡大
肉眼像 黄白色で硬く、ときにの腫瘍が肺を包み、を狭小化・閉塞
flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='asbestos'>石綿</span>線維の吸入"] --> B["肺末梢・胸膜近傍に到達"]
    B --> C["慢性炎症・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='reactive oxygen species'>活性酸素</span>・DNA傷害"]
    C --> D["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='Mesothelial cells'>中皮細胞</span>の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='transformation'>腫瘍化</span>"]
    D --> E["胸膜面に沿うびまん性増殖"]
    E --> F["肺の拘束・胸水・胸壁浸潤"]

組織型と診断

組織型 形態
など。比較的均一な
が束状に増殖
類上皮成分と肉腫成分の両方

では腺癌との鑑別が重要である。カルレチニン、WT1、D2-40、CK5/6などの系マーカーと、claudin-4などの系マーカーをパネルで評価する。BAP1核発現消失、MTAP発現消失、CDKN2A欠失は反応性増殖との鑑別を補助する。壊死、線維性胸膜、異物様構造だけでは確定しない。

治療の考え方

病期、組織型、全身状態を多職種で評価し、全身薬物療法、放射線療法、厳選例のを組み合わせる。進行例のにはや、を基礎とする治療などがあり、組織型、併存症、承認状況に応じて個別化する。を肉眼像だけで決めない。

まとめ

  • びまん性と肺を包む腫瘍性外套が代表的肉眼像である。
  • は曝露指標であり、必須のではない。
  • 系・系マーカーと悪性を支持する分子所見を組み合わせる。