Histopathology

Histopathology · H2-044

クローン大腸炎

Crohn colitis

描出疾患
クローン病

🧠 全体像(Crohn disease)は口腔から肛門までの消化管を侵しうる慢性性炎症性疾患で、と大腸が好発部位である。性の、深い裂溝状潰瘍、と線維化を、狭窄・瘻孔・膿瘍へ至る一連の病態として理解する。

分布と形態

所見 での意味
病変部と正常部が明瞭にする性分布
性・裂溝状潰瘍 腸管長軸に沿う深い潰瘍で、粘膜を形成しうる
腸壁全層へ炎症が及び、壁肥厚や癒着の基盤となる
球やからなりうる。診断を支持するが、認めなくても除外できない
線維化・瘢痕 と閉塞を来す
裂溝の壁外進展 瘻孔、穿通、へ進展する

若年成人で発症しやすいが、年齢や性別だけで診断しない。生検では粘膜の局在性慢性炎症や腫を評価できる一方、は切除材料や画像所見との統合が必要である。

合併症への進展

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='discontinuous (skip lesions)'>非連続</span>性の慢性炎症"] --> B["深い裂溝状潰瘍"]
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='transmural inflammation'>全層性炎症</span>"]
    C --> D["線維化・瘢痕"]
    D --> E["狭窄・腸閉塞"]
    C --> F["穿通"]
    F --> G["瘻孔・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intra-abdominal abscess'>腹腔内膿瘍</span>"]

臨床像

下痢、差し込むような腹痛、発熱、体重減少が反復し、無症状期を挟んでする。は起こりうるが、ほど血性下痢が前景に立つとは限らない。「約半数に」という説明は不適切であり、があればを含む別の出血源も評価する。

ぶどう膜炎、などの腸管外病変を伴うことがある。肛門周囲病変、瘻孔、膿瘍、狭窄はに直結する。

潰瘍性大腸炎との比較

項目
部位 消化管全域、が好発 結腸に限局
分布 直腸から
深さ 粘膜主体
潰瘍 深い裂溝状・ ・浅いことが多い
を認めることがある 典型的には認めない
狭窄・瘻孔 重要な合併症 通常は目立たない

診断と治療

flowchart TD
    A["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='chronic diarrhea'>慢性下痢</span>・腹痛・体重減少"] --> B["便検査で感染症を除外"]
    B --> C["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='terminal ileum'>回腸末端</span>を含む内視鏡・生検"]
    C --> D["小腸画像で範囲・狭窄・瘻孔を評価"]
    D --> E["炎症性か線維性かを判断"]
    E --> F["薬物療法を<span class='jp-term jp-term-diagram' title='disease activity (course)'>病勢</span>とリスクで選択"]
    E --> G["膿瘍ドレナージ・狭窄や瘻孔の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='surgery'>外科治療</span>"]

軽症から重症まで病変部位とリスクに応じ、ステロイドは寛解導入に限定し、免疫調節薬、生物学的製剤、などでステロイド非依存の寛解を目指す。膿瘍はを優先し、、難治性瘻孔、穿孔などでは内視鏡・を検討する。手術は合併症を治療するが、そのものを治癒させるとは限らない。

まとめ