Histopathology

Histopathology · H2-053B

B型肝炎

Hepatitis – HBV

描出疾患
ウイルス性肝炎

🧠 全体像:B型肝炎(hepatitis B)は、HBV感染肝細胞に対する応答が主に肝傷害を起こす。すりガラス状肝細胞は小胞体内のHBs抗原蓄積を反映し、ウイルス粒子そのものをHE染色で見ているわけではない。

病態

flowchart TD
    A["血液・性行為・周産期にHBV感染"] --> B["肝細胞でウイルス抗原発現"]
    B --> C["細胞傷害性免疫応答"]
    C --> D["肝細胞傷害・炎症"]
    D --> E["回復・慢性化・劇症化"]
    E --> F["慢性炎症から肝硬変・HCC"]

HBV DNAの宿主ゲノム組込みは発癌に関与するが、通常のウイルス複製に必須ではない。では広範を来し、「大量肝硬変」とは表現しない。

感染後はから回復する場合のほか、無症候性の、肝硬変へ移行する場合がある。では成人感染より慢性化しやすい。

血液・体液を介して伝播し、はしばしば60〜90日程度と長い。感染を主経路とせず、ワクチンで予防できる。

所見 意義
炎症 の活動性を評価
すりガラス状肝細胞 HBs抗原蓄積を示唆
脂褐素 非特異的な性色素
小葉構築の目印

診断はHBs抗原、抗HBc抗体、HBe抗原、HBV DNAなどを組み合わせる。ワクチンで予防し、例ではまたはなどで増殖を抑制する。

血清学、周産期予防、の詳細は B型肝炎 に集約する。

まとめ

  • 肝傷害は主にである。
  • すりガラス像はHBs抗原蓄積を反映する。
  • 慢性例では肝硬変とHCCを監視する。