Pathophysiology

Pathophysiology · P-1-19

各測定法による高血圧の診断基準;家庭血圧測定

Diagnostic criteria of hypertension by measurement method

前提:病態
高血圧の定義・分類、二次性高血圧、合併症
応用トピック
高血圧I―病因と診断

🧠 全体像: 血圧はで低くなることが多いため、診察室、家庭、ABPMでは異なる診断閾値を用いる。は日常環境での反復測定により、の識別に役立つ。

高血圧の診断基準

診察室高血圧は、患者を安静にして診察室で3回測定し、その最後の2回の平均値が>140/90 mmHgであることを、約1週間間隔の3回以上の受診機会で確認して診断する。

測定法によりが異なる。の測定値は一般により低いため、およびABPMではより低い閾値を用いる。

測定法別の閾値

測定法 (mmHg) (mmHg)
診察室 ≥140 ≥90
家庭 ≥135 ≥85
ABPM・昼間 ≥135 ≥85
ABPM・夜間 ≥120 ≥70
ABPM・24時間平均 ≥130 ≥80

⚠️ 反復診察による上記の定義は>140/90 mmHg、測定法別の表は≥140/90 mmHgであり、境界値の扱いが異なる。診断閾値、確認回数、受診間隔は採用するガイドラインと患者のに従う。

家庭血圧測定

適応

  • :診察室では血圧が上昇するが、家庭では低値となる。
  • 特に妊婦、高齢者、糖尿病患者、が疑われる患者で推奨される。

利点

  • 家庭環境に対応した、より低いである135/85 mmHgを用いる。
  • 医療環境外の実生活における測定値を複数得られる。
  • の識別を助け、診断精度および治療判断を改善する。

💡 が一致しないこと自体が重要な情報である。どちらか一方だけで判断せず、測定環境と反復値を組み合わせて評価する。