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Duke基準

Duke criteria

臓器系
循環器
科目
Cardiology
トピック
循環器内科 A-10:感染性心内膜炎
構成:症状
発熱
適用疾患
感染性心内膜炎菌血症

🧠 全体像(IE)の診断を、「病原体の証拠(血液培養)」と「の証拠(画像)」という2つのを軸に、周辺所見()で補って判定する枠組みである。培養や画像は単発では偽陰性になりうるため、一度の陰性検査でIEを除外しないという運用上の姿勢まで含めて理解する必要がある。

何を評価する基準か

内容
目的 の診断を確定・疑い・除外の3段階に分類する
対象 IEが疑われる患者
使う場面 発熱+、塞栓イベント、素因(・IE既往・など)を伴う患者の評価
評価しないもの や手術適応そのもの。診断枠組みであり重症度スコアではない

構成要素

2本柱(微生物学的証拠・の証拠)と、5つのを組み合わせる。

分類 内容
:血液培養 典型的病原体を示す血液培養陽性、またはを示すパターン。採血間隔・陽性本数の要件は病原体・培養パターンで異なり、「12時間間隔で2回」だけでは判定しない
心エコー・などで確認する疣贅、膿瘍、・瘤、
素因(心疾患・など)、38℃超の発熱(塞栓、など)、、糸球体腎炎など)、を満たさない微生物学的証拠

解釈

判定 組み合わせ
確定IE(definite) 2つ、または1つ+3つ、または5つ
疑いIE(possible) 1つ+1つ、または3つ
除外 上記を満たさず、が明確、または短期抗菌薬で軽快、または手術・剖検所見が陰性

⚠️ 「除外」または「疑い」でも、臨床的疑いが強ければIEを否定しない。 血液培養を適切な本数で再採取し、経胸壁・を時期を置いて反復する。では、必要に応じてを追加し、(脳・脾・腎・肺)の検索も併せて総合的に再判定する。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ 心エコーが陰性でもIEを完全には除外できない。特に例ではの感度が低く、への切り替えを検討する。

⚠️ (培養前の抗菌薬投与、Bartonella・Coxiellaなどの培養困難菌)ではの微生物学的証拠が得にくく、血清学的検査やを追加する。

まとめ

  • は血液培養(微生物学的証拠)と(画像所見)という2を軸に、を組み合わせて確定・疑い・除外に分類する。
  • 陰性の血液培養・心エコー単発でIEを除外せず、臨床的疑いが強ければ検査を反復・追加する。
  • ではなど多画像を組み合わせる。
  • 培養陰性IEではを満たしにくいため、血清学的検査などで補う。