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PERC基準

PERC rule

臓器系
呼吸器
科目
Cardiology
トピック
循環器内科 A-28:肺血栓塞栓症
構成:症状
喀血末梢浮腫
適用疾患
肺血栓塞栓症

🧠 全体像(Pulmonary Embolism Rule-out Criteria)は、(PE)が元々低い患者に限って使う除外ルールである。8項目すべてを満たせば、すら測らずにPEを除外してよいとする——「陰性所見を積み重ねて検査自体を省略する」という、他の多くのスコアとは逆方向の発想で作られている。

何を評価する基準か

内容
目的 が低い患者でPEを除外し、不要な測定・画像検査・を避ける
対象 などでが低い(unlikely)と判定された患者に限る
使う場面 低確率患者で、測定に進む前の追加除外ステップとして
評価しないもの が中間・高い患者。この基準は低確率患者専用で、確率評価を代替しない

構成要素

⭐ 8項目すべてを満たせば「」とし、PEを除外してよいと判断する。1項目でも満たさなければとなり、通常の・画像検査のアルゴリズムに戻る。

項目 基準
年齢 50歳未満
心拍数 100/分未満
SpO2 95%以上(室内気)
喀血 なし
なし
PE/DVTの既往 なし
最近の手術・外傷 4週以内になし
片側性の下肢腫脹 なし

解釈

が低い患者で8項目すべてを満たせば()、追加検査なしにPEを除外できる。 が非常に高く、この集団では検査後のPE確率がをほとんど下げないため、測定自体の意義が乏しいという考え方に基づく。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ が低い患者にしか使えない。 中間・高確率の患者にPERCを適用してPEを除外することはできない。適用対象を誤ると偽陰性のリスクが高まる。

⚠️ (1項目でも満たさない)は「PEを疑う」ことを意味しない。単に通常の評価・のアルゴリズムに戻るというだけである。

⚠️ 8項目すべてを満たす必要があり、1項目でも欠ければ基準を満たさない。部分点や重み付けはない。

まとめ

  • が低い患者に限り、8項目すべてを満たせばPEを追加検査なしに除外できるルールである。
  • 中間・高確率の患者には適用しない。適用対象の誤りが最大のリスクである。
  • は通常の・画像検査アルゴリズムへ戻ることを意味するだけで、PEを積極的に疑う所見ではない。
  • 評価(など)を代替するではなく、低確率患者専用の追加除外ステップである。