Obstetrics

Obstetrics · 23

骨盤位

Breech presentation

前提:正常
泌尿生殖器系:生殖器系
疾患
骨盤位・胎位異常

🧠 全体像または下肢が先進するで、の約3〜4%にみられる。妊娠末期にはを検討し、持続例ではと、条件を厳格に満たす選択的腟分娩の利益・リスクを共有する。

骨盤位の型

股関節 ・特徴
屈曲 伸展 。足は頭側にある
屈曲 屈曲 と足がまとまる
または両側が伸展 多様 足・膝がより下。リスクが高い

を基準とし、左・右前方位、後方位、横向きに分類する。

原因・関連因子

  • 早産:週数が早いほどが多い。
  • 子宮奇形、筋腫、骨盤腫瘤、
  • ・過少
  • 水頭症など胎児異常
  • 既往、臍帯が短いなど

診断

  • で硬いの児頭を子宮底、軟らかなを骨盤側に触れる。
  • では、肛門、、足を確認する。顔面とを誤認しない。
  • 超音波で型、児頭屈曲、胎盤、羊水、、奇形を確認する。
  • 胎児は母体臍より上方で聴取されやすい。

外回転術

ECVは腹壁上から胎児を頭位へ回転させる。一般に36週以降、37週前後で検討し、施設方針に従う。

実施条件

  • 事前超音波、胎児心拍評価、母体バイタル、Rh型を確認する。
  • 緊急帝王切開が可能な場所で行い、実施前後に胎児心拍を監視する。
  • β刺激薬によるは成功率を高める。
  • RhD陰性・非感作例では処置後のを施設方針に従い投与する。

禁忌・回避する状況

既往低帝王切開は必ずしもではなく、経験ある施設で個別評価する。

持続骨盤位の分娩方法

flowchart TD
    A["36〜37週の<span class='jp-term jp-term-diagram' title='breech presentation'>骨盤位</span>"] --> B{"ECV可能か"}
    B -->|"はい"| C["ECVを提案"]
    C --> D{"頭位へ回転したか"}
    D -->|"はい"| E["通常の分娩方針"]
    D -->|"いいえ"| F["<span class='jp-term jp-term-diagram' title='elective cesarean section'>予定帝王切開</span>または<br>選択的<span class='jp-term jp-term-diagram' title='breech presentation'>骨盤位</span>腟分娩を相談"]
    B -->|"いいえ"| F
    F --> G["胎児条件、母体骨盤、施設経験<br>本人の希望を統合"]

の周産期死亡・重篤罹患を減らす一方、母体手術合併症と将来妊娠の胎盤癒着・リスクがある。

選択的腟分娩の条件

  • またはで、ではない。
  • 児頭が屈曲し、重がない。
  • が施設の安全範囲内で、著しい過小・過大がない。
  • 骨盤が臨床的に十分で、分娩進行が良好である。
  • 連続、経験ある産科医・麻酔・新生児チーム、即時帝王切開が可能である。
  • 十分な説明後に本人が希望する。

骨盤位腟分娩の原則

  • まで自然に娩出させ、不要な牽引を避ける。
  • 腕が挙上・後方へ回ればで肩を回旋させて上肢を娩出する。
  • 古典的なを含む上肢娩出手技は、児のを妨げず、分娩の訓練を受けたが用いる。
  • 児頭娩出にはなどを熟練者が用いる。
  • は体幹を母体腹部側へ弧状に挙上し、肩・頭部娩出を助ける。
  • は主に非頭位の第2双胎で用い、へルーチンで行わない。

⚠️ 早産は「すべて帝王切開」と単純化できず、週数、、胎児状態、陣痛進行、母体リスク、施設経験で個別化する。

まとめ

  • に分け、リスクが高い。
  • 36〜37週ごろにECVを検討し、超音波・と緊急帝王切開下で行う。
  • 持続例ではが一般的だが、厳格な条件と熟練チーム下で選択的腟分娩も選択肢となる。
  • 腟分娩ではを尊重し、上肢・の解除手技を準備する。