Pathology

Pathology · A/05

融解壊死(液化壊死)

Colliquative necrosis and its organ manifestation

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Mechanism / 機序High-yield / ポイント
症状
化学眼外傷

🧠 全体像は、壊死組織が酵素による消化を最後まで受けきることで輪郭を失い液状化する壊死——だから好中球主体の(膿)と、もともと酵素が豊富でグリア反応に守られる脳が、「臓器=」という原則の二大例外になる。

定義とメカニズム

  • ・液化壊死:酵素が活性を保ち、組織を液状で粘稠な塊へと消化する。細胞の輪郭は保たれない
  • 酵素の由来:(炎症細胞の酵素)または(細胞自身の酵素)。
  • 細菌・真菌感染(微生物が炎症細胞を動員する)や中枢神経系の梗塞に典型的。
  • 死んだ白血球(膿・pus)による状の黄色の外観 → 膿瘍。
(流入) 出血性(排出)
(出血性)

脳梗塞(脳=凝固壊死の例外)

  • 原因: 血栓(の動脈硬化)または塞栓(心臓の由来が多く、より高頻度)。
  • 形態: 、血液脳関門の破綻、組織が「消失」する。境界は好中球ではなく浮腫によって画定される。
  • の段階:
    1. Alba( — 最初の36〜48時間、腫大・軟化。3日目までにマクロファージが集まり蒼白化。
    2. Flava( — 融解性の消化により黄色となる。
    3. Cysta( — 液体で満たされた嚢胞。辺縁に(アストロサイトの増殖・肥大)。
    4. Rubra(出血性・ — 赤色。再灌流、静脈血栓、または境界域(・watershed)壊死(例:)による。

湿性壊疽

  • +感染の合併 → 融解性へ進行する。
  • 湿潤な組織に生じる(口腔、腸管、肺、子宮頸部、外陰)。で軟らかく、暗色。
  • が吸収され、循環と自由に交通する → 敗血症

肺膿瘍

  • 限局性の壊死 → 炎症細胞に縁取られた膿で満たされた空洞が組織を融解する)。
  • 原因: 誤嚥(歯・副鼻腔・扁桃・消化管由来 → 通常右肺)、肺炎・(多発、部)、・血行性(多発、どこにでも生じうる)。
  • 臨床: 血性・を伴う咳、発熱、貧血、体重減少。
  • 合併症: 破裂 → 気胸

💡 ポイント: は梗塞後に(凝固ではなく)となり、周囲にを伴う液体貯留嚢胞を残す。膿 = 好中球の酵素によって起こる

まとめ

  • は酵素(または)が組織を液状に消化する壊死で、細胞の輪郭は保たれない。
  • の例外で、のAlba()→Flava()→Cysta(嚢胞)と進み、再灌流・静脈血栓・境界域壊死ではRubra(出血性・)となる。
  • に感染が合併して融解性へ進行したもので、湿潤な組織(口腔・腸管・肺など)に生じ敗血症のリスクとなる。
  • は誤嚥・肺炎/を原因とし、膿で満たされた空洞を形成する。
  • 膿(状の黄色)は好中球の酵素によるの産物。