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Pediatrics · 30

閉塞性気管支炎、気管支喘息、急性声門下喉頭炎

Obstructive bronchitis, asthma bronchiale, acute subglottic laryngitis

前提:病態
換気障害(閉塞性パターン)
前提:正常
気道抵抗とTiffeneau指数
疾患
クループ・急性喉頭蓋炎・細菌性気管炎細気管支炎(RSウイルス)

🧠 全体像:喘鳴・努力呼吸をみたら、下気道のウイルス性炎症、喘息、異物、気道軟化症と、であるを「・音の相・反復性」で分ける。突然の窒息エピソードや安静時は緊急性が高く、検査より気道評価と酸素化を優先する。

喘鳴・狭窄音の鑑別

病態 手掛かり
上気道炎後の咳嗽、通常ウイルス性、2〜3週続くことがある rhonchi、
乳児、後に頻呼吸、、哺乳低下 びまん性喘鳴・fine crackles
喘息 反復する咳嗽・喘鳴、夜間/運動/アレルゲンで変動、の可逆性 主に
突然の咳込み・窒息、左右差、遷延する限局性喘鳴 局在性喘鳴またはstridor
乳児期から、・咳・感染で悪化、反復性 barking cough 呼気性雑音が典型、病変部位で
、嗄声、吸気性stridor、夜間悪化 吸気性stridor

小児をに泣かせて評価しない。興奮は動的気道虚脱やを悪化させうるため、保護者の膝上などで安静を保つ。

急性気管支炎

多くはウイルス性で自然軽快する。肺炎、百日咳、インフルエンザ、、異物を病歴と診察で除外する。典型的軽症例に胸部X線、血算、抗菌薬を一律に行わない。

  • 水分、休息、煙曝露回避、年齢に適した
  • は喘鳴・が明らかな場合に試行し、反応を確認する。
  • ・全身ステロイドをルーチン使用しない。
  • 細菌感染の根拠がなければ抗菌薬は不要。

気管支喘息

慢性気道炎症、、可変性を特徴とする。、粘液増加がを生む。

診断

反復し変動する喘鳴、、咳嗽と、可能ならで可変性を確認する。5歳以下ではが難しく、症状パターン、危険因子、他疾患除外、への反応を用いて再評価する。

急性増悪

flowchart TD
    A["重症度評価:会話・意識・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='work of breathing'>呼吸仕事量</span>・SpO₂"] --> B["反復吸入SABA:pMDI+<span class='jp-term jp-term-diagram' title='spacer'>スペーサー</span>を基本"]
    B --> C["低酸素なら目標域まで酸素"]
    C --> D["中等症〜重症:早期全身ステロイド"]
    D --> E["重症:吸入<span class='jp-term jp-term-diagram' title='ipratropium'>イプラトロピウム</span>追加"]
    E --> F["反応不良:Mg静注・<span class='jp-term jp-term-diagram' title='intensive care'>集中治療</span>相談"]

静かな胸、、意識低下、チアノーゼ、を示す。鎮静薬を安易に使用しない。

長期管理

吸入手技、、曝露、併存症を確認し、年齢別の段階的治療を選ぶ。を含む治療が基本で、LABAをICSなしで単独使用しない。年長児・思春期ではICS–を含むレジメンが選択肢となるが、年齢・承認・地域指針に従う。書面化したアクションプランと定期的なstep up/down評価を行う。

急性声門下喉頭炎(クループ)

主にによるで、6か月〜3歳に多い。、嗄声、吸気性stridorが典型。

重症度

重症度 所見
軽症 安静時stridorなし、軽い
中等症 安静時stridor、明らかなだが意識・気流は保たれる
重症 著明な・興奮、乏しい気流、低酸素
傾眠、チアノーゼ、

以下の簡易スコアが用いられることがある。

項目 0点 1点 2点
吸気 正常 湿性雑音
stridor なし 吸気性 吸気・呼気性
なし 時の嗄声
なし 頸部 頸部+胸+肋間
チアノーゼ なし 室内気で出現 酸素投与下でも持続

これはが確立したWestley croup scoreとは別物である。点数だけでなく安静時stridor、、意識、気流を直接評価する。

診断は臨床的に行う。頸部正面X線のを示しうるが、典型例では撮影不要。もルーチンではなく、異物、など非典型例にが行う。

治療

  • 重症度にかかわらず単回投与を基本とする(経口を優先、・用量は施設基準)。
  • 中等症〜重症ではエピネフリンを追加し、効果消退後の再増悪を観察する。
  • 低酸素には酸素、では麻酔科/耳鼻科/PICUを早期招集する。
  • 加湿・療法の有効性は確立せず、標準治療の代替にしない。

まとめ

  • 突然発症・左右差は異物、反復性と可逆性は喘息、+吸気性stridorはを示唆する。
  • は多くがウイルス性で、抗菌薬・全身ステロイド・をルーチン使用しない。
  • 喘息長期管理はICSを軸とし、LABA単独投与を避ける。
  • は全重症度で、中等症以上で吸入エピネフリンを用いる。