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Drug Atlas · B18 Insulins / インスリン製剤

デテミルインスリン

detemir insulin

分類
Insulins / インスリン製剤
商品名(日本)
レベミル
商品名(EU)
Levemir
科目
Pharmacology
トピック
B18: Pancreatic hormones and parenterally applied antidiabetic drugs
副作用
発汗振戦
監視検査値
血糖
対象疾患
1型糖尿病
原因となる疾患
低血糖(非糖尿病性)

🧠 全体像と同じだが、作用を延ばす仕掛けが全く異なる。が「皮下でさせる」のに対し、はB29リシンに脂肪酸()鎖を結合させ、血中アルブミンに結合させることで作用を引き延ばす。この結合様式の違いが、体重増加が少ないという臨床上のメリットと、用量によっては1日2回投与が必要になるというの両方を生んでいる。

グラルギンとの違い

項目
作用延長の仕組み B29に脂肪酸()鎖を結合→血中アルブミンに可逆的に結合(約98%)し、遊離型がゆっくりへ移行 酸性溶液が中性の皮下組織でし、結晶からゆっくり溶解・吸収される
pH・外観 中性の透明溶液 酸性の透明溶液
。低用量では約12時間にとどまり得るため1日2回が必要になることがある 用量によらず比較的安定して約20〜24時間、1日1回が基本
体重への影響 他のより体重増加が少ない傾向が報告されている(による肝優位な作用、食欲へのなどが提唱されている) 標準的なの体重増加プロファイル
混合 他のと混合しない 他のと混合しない(酸性溶液のため特に厳守)

⭐ 「ピークを作らない」という結果はも共通しているが、というワンクッションを挟む分、用量が少ないと24時間を持たせきれないのがの弱点である。このが、で1日2回投与が選ばれることがある理由になる。

適応・用法

1型糖尿病・2型糖尿病のにおける基礎(basal)インスリンとして、1日1回または1日2回(用量が少ない場合)、皮下注射する。体重増加を特に避けたい患者で選択されることがある。他のと混合しない。実際の用量は年齢・体重・腎肝機能で大きく変わるため、施設のプロトコル・添付文書で確認する。

禁忌・注意・副作用

  • 禁忌:過敏症、進行中の低血糖
  • ⚠️ 低用量ではが短くなりやすく、1日1回で夜間〜早朝にかけてカバーが切れることがある(1日2回への変更を検討)
  • 主な副作用は低血糖(発汗振戦などの自律神経症状)、注射部位反応
  • より体重増加が少ないとされるが、低血糖リスク自体は他のと同程度

まとめ

  • と同じ(基礎)だが、作用延長の仕組みは脂肪酸鎖によるの「」とは異なる。
  • が変わるため、少量では1日2回投与が必要になることがある。
  • 体重増加が少ない傾向が報告されており、体重を懸念する患者で選ばれることがある。
  • 基礎-追加療法の基礎成分として、アナログと組み合わせて用いる。