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Microbe Atlas · 細菌

Burkholderia mallei

鼻疽菌

分類
G− 桿菌・好気性 / Gram− rods (aerobic)Burkholderia
性状
Gram陰性 (G−)桿菌 Bacilli好気性 Aerobic
科目
Medical Microbiology
トピック
2/19: Pseudomonas group and Acinetobacter, Burkholderia, Stenotrophomonas genus5/30: Measurement and alteration of virulence. Significance of attenuation. Bioterrorism and biological weapons
自然耐性薬
コリスチンゲンタマイシントブラマイシン

🧠 全体像菌は「本来はウマ科動物の病原体で、ヒトへは動物からの直接感染としてしか広がらない」という一点を軸に読む。近縁のが土壌・水系という環境を持つのに対し、菌はの分泌物への曝露が唯一の伝播経路——ヒト-ヒト感染はまれで、地域的にも中東・アジア・アフリカのウマ産業と結びついたである。感染力が強く致死率が高いため、米国CDCのカテゴリーB(中等度)に分類される。

微生物学的な特徴

緑膿菌と同じに属するが、運動性を持たない点が近縁種との鑑別点になる(菌は性の極鞭毛を持つ)。

病原性の仕組み

  • 感染力が強く、少数の菌でも発病しうる
  • 皮膚・粘膜の創傷や吸入を通じて侵入し、局所のからリンパ管・血流へ播種する

感染経路と疫学

  • 主にウマ・ロバ・の疾患(アジア・アフリカ・中東に多い)で、ヒトへの感染はとの直接接触や汚染物質への曝露によって起こる
  • ヒト-ヒト感染はまれ
  • 獣医・厩務員・畜産従事者がのリスク集団
  • 感染力の強さと致死率の高さから、米国CDCのカテゴリーBに分類される

起こす疾患

病型 特徴
皮膚・ 曝露部位の
肺炎 吸入により原発性肺炎を起こす
・敗血症 した場合は致死的になりうる

診断

  • 培養・血清学的検査に加え、PCRによるが有用
  • 歴(ウマ科動物との接触)の聴取が診断の手がかりになる。施設での取り扱いが必要

治療と予防

  • 治療経験は症例数が少なく確立されたエビデンスに乏しいが、近縁の感染症の治療に準じ、セフタジジムまたはによる静注治療(に続きST合剤による経口を行う二段階レジメンが用いられる
  • ⚠️ アミノグリコシド系・)にを示す。 Burkholderia cepacia complexと同様に、多剤耐性グラム陰性桿菌の最終手段であるが最初から効かない
  • 予防はワクチンが存在しないため、を避けることが中心

まとめ

  • 菌は主にウマ科動物の病原体で、ヒトへはの直接曝露で感染する。ヒト-ヒト感染はまれ。
  • 感染力が強く致死率が高いため、カテゴリーBに分類される。
  • 皮膚・粘膜潰瘍、吸入による原発性肺炎、・敗血症という3つの病型を起こす。
  • アミノグリコシド・を示し、治療はセフタジジム/の静注治療に続くST合剤の経口という二段階が基本。