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Microbe Atlas · 細菌

Clostridium novyi

分類
G+ 桿菌・芽胞形成 / Gram+ rods (spore)Clostridium
性状
Gram陽性 (G+)桿菌 Bacilli
科目
Medical Microbiology
トピック
2/26: Clostridium tetani2/27: Clostridium botulinum and C. difficile
自然耐性薬
ゲンタマイシンアミカシントブラマイシン
原因となる疾患
壊死性軟部組織感染症

🧠 全体像C. novyiと同じ「グループ」のクロストリジウムだが、局所の筋壊死よりも(産生した毒素がに入り多臓器を障害する状態)を起こしやすい点で区別される。近年は汚染された薬物(特にの皮下注射)による軟部組織感染の起因菌として再注目されている。

微生物学的な特徴

に共通する性質(グラム陽性・)を持つ。による運動性があり、産生毒素の違いによりA型・B型(いずれも病原性)・C型()の3型に分類される。

病原性の仕組み

α・β・δ・ε毒素という複数の溶血性・壊死性毒素に加え、・リパーゼを産生する。C. perfringens)による組織破壊と同様の機序を土台に持つが、——毒素が血流に乗って全身に播種し、多臓器障害・ショックを引き起こす病態——を起こしやすい点が臨床的に重要である。

感染経路と疫学

  • 土壌・環境中に芽胞として広く分布する
  • 汚染された薬物の皮下・(「skin popping」)を介した軟部組織感染が、における重要な感染経路として知られる——欧州で黒色使用者の集団発生が報告されている
  • 外傷創からの侵入もありうる(他の関連クロストリジウム属と共通)

起こす疾患

診断・治療

診断・治療の原則は他の関連クロストリジウム属(C. perfringens)と共通する。迅速なが治療の本体で、高用量を併用する。⚠️ はアミノグリコシド系にを持つ性の能動輸送に依存するため)ので、の選択肢には入らない。

まとめ

  • C. novyiはグラム陽性・で、α・β・δ・ε毒素などの複数の溶血性・壊死性毒素を産生する。
  • C. perfringensと同じグループだが、局所の筋壊死より(全身への毒素拡散)を起こしやすい点が特徴。
  • 汚染された薬物の皮下注射(など)による軟部組織感染が近年注目される感染経路。
  • 治療は高用量が原則で、としてアミノグリコシド系はのため無効。