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Microbe Atlas · 細菌

Clostridium septicum

分類
G+ 桿菌・芽胞形成 / Gram+ rods (spore)Clostridium
性状
Gram陽性 (G+)桿菌 Bacilli
科目
Medical Microbiology
トピック
2/26: Clostridium tetani2/27: Clostridium botulinum and C. difficile
自然耐性薬
ゲンタマイシンアミカシントブラマイシン
原因となる疾患
壊死性軟部組織感染症

🧠 全体像C. septicumは「外傷歴のない」を見たらすべき菌として読む。他の筋壊死の多くが創・外傷を前提とするのに対し、C. septicumはや好中球減少症を背景に、明らかな外傷なく自然発症する——⭐ この菌の菌血症・自然発症性を見たらを精査するのが臨床上の鉄則になる。

微生物学的な特徴

に共通する性質(グラム陽性・)を持つ。による運動性がある。

病原性の仕組み

(壊死性・溶血性)を主要な病原因子とする。C. perfringensと同様に組織を破壊しを自己増幅させるが、C. septicumはの微小な破綻(腫瘍による障害)から直接血流に侵入できる点が特異的——このため明らかな外傷創がなくても発症する「」の筋壊死・を起こす。

感染経路と疫学

  • との関連が知られる:大腸癌・(特に好中球減少を伴うもの)が背景にあることが多く、腫瘍によるの破綻を通じての菌が血流に侵入する
  • 好中球減少症患者では菌の排除が働かず、菌血症・の筋壊死に至りやすい
  • 外傷創からの侵入もありうるが、この菌に特徴的なのはむしろ外傷歴のない自然発症例である

起こす疾患

⚠️ C. septicum菌血症または自然発症性を診断したら、の検索を行う。 外傷歴のない筋壊死は基礎疾患の存在を強く示唆する所見であり、感染症治療と並行して悪性腫瘍の精査を進める必要がある。

診断・治療

血液培養が診断の主体(外傷創がないため培養検体を得にくいことが多い)。治療の原則は他の関連クロストリジウム属と共通し、迅速な+高用量が柱になる。⚠️ はアミノグリコシド系にを持つ性の能動輸送に依存するため)。基礎疾患(・好中球減少症)の評価・治療を並行して行う。

まとめ

  • C. septicumはグラム陽性・で、により組織を破壊する。
  • 外傷歴のない自然発症性・菌血症が特徴で、・好中球減少症を背景にバリアの破綻から血流侵入する。
  • C. septicum菌血症・自然発症性筋壊死を見たらを精査するのが臨床上の鉄則。
  • 診断は血液培養、治療は高用量。としてアミノグリコシド系はで無効。