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Mentzer指数

Mentzer index

臓器系
血液
科目
Internal Medicine
トピック
内科学 H-02:鉄欠乏性貧血内科学 L-59:高再生性貧血
構成:検査値
赤血球数
適用疾患
サラセミア鉄欠乏性貧血貧血

🧠 全体像は、をきたす代表的な2病態——(保因者)——を、MCVとという日常のCBC値だけで素早く見分けるスクリーニング指数である。「MCV低下=鉄欠乏」と決めつける前に、この単純な計算1つで者の可能性に気づけるかが実務上の価値になる。

目的と適用場面

内容
目的 (MCV低下)で者のどちらを疑うべきかを素早く絞り込む
対象 MCV低値の貧血患者。など確定検査の結果を待つ間の初期スクリーニング
使う場面 CBCでMCV低下・が判明した時点。確定診断ではなく次に選ぶ検査()を決める手がかりとして使う

構成要素と計算式

⭐ 配点のあるスコアではなく、CBCの2値から計算する比の指数である。

指数 計算式
MCV(fL)÷ (×10⁶/μL)

解釈とカットオフ

示唆される病態
13超 を示唆
13未満 (保因者)を示唆
13前後 判別力が低く、確定検査が必要

は赤血球の産生自体が障害されるため赤血球「数」も減少しやすく、MCV低下の割に数の減少が目立つ(比が大きくなる)。一方者は1個あたりの容積は小さくても産生自体は保たれ、しばしば代償性にが増加するため、MCV低下の割に数は保たれる(比が小さくなる)。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ は感度・特異度が限定的なスクリーニング値にすぎず、単独で確定診断としない。 鉄欠乏と者の合併例、鉄欠乏の急性期、妊娠中、他の)では判別力が低下する。確定にはによる鉄欠乏の確認、・HbF定量)またはによる変異の同定が必要で、はあくまで「次にどちらを先に調べるか」を決める参考値である。

まとめ

  • (MCV÷)は、者を鑑別する簡便なスクリーニング指数である。
  • 目安として13を超えれば、13未満なら者を示唆する。
  • 産生低下でも減る鉄欠乏と、産生は保たれ数が維持される者という機序の違いが、比の方向を決める。
  • 感度・特異度は限定的で、などの確定検査を置き換えない。