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Symptoms · Published

夜間多尿

Nocturnal polyuria

臓器系
腎・泌尿器循環器
科目
PathophysiologyENT
トピック
病態生理学 I-3:心不全の原因と症状耳鼻咽喉科 37:睡眠時無呼吸の症状・原因・診断
関連疾患
ネフロン癆

🧠 全体像を起こす3機序のうちの1つで、膀胱ではなく尿の産生量の問題である。1日の尿量は正常なのに、その配分が夜に偏る。だから膀胱を治療しても効かず、夜に尿が作られる理由——体液が日中どこにたまり、夜どこへ戻るか——を探すことが治療になる。

定義

は尿量の絶対値ではなく、夜間の尿量が1日尿量に占める割合で定義する。割合の閾値は年齢とともに上がり、若年ではおおむね2割、高齢者では3割程度を目安とすることが多い。資料により幅があるので、割合そのものより「1日尿量は正常なのに夜に偏っている」という形を確認する。

⭐ 判定にはが要る。就寝後の排尿から起床時の第1排尿までを夜間尿量として数え、24時間尿量で割る。24時間尿量そのものが多ければ、それはではなく多尿である。

原因

機序 代表
日中に下肢へたまった水分が、臥位で中心循環へ戻る 心不全、下肢浮腫
夜間の交感神経活動亢進と
分泌のの消失 加齢、一部の腎疾患
夜間に流入する水分・利尿の増加 夕方以降の飲水・飲酒・、利尿薬の内服時刻

💡 下肢浮腫によるは、日中の立位で貯留した水分を夜間の臥位で「排泄している」だけという理解が要点になる。夕方ので、夜ではなく夕方に排泄させる方向へ動かせる。

⚠️ 全般の説明として使い切らない。の低下や睡眠障害が主因なら、飲水制限も利尿薬の時刻変更も効かない。

まとめ

  • は膀胱ではなく尿の産生配分の問題で、夜間尿量の1日尿量に対する割合で定義する。
  • 判定にはが必要で、閾値は年齢で変わる。24時間尿量が多ければ多尿として扱う。
  • 主な原因は心不全・下肢浮腫の夜間再吸収、睡眠時無呼吸、の消失、夕方の飲水・利尿薬。
  • の3機序の1つにすぎず、他の2つを除外してからを決める。