症状ノート一覧へ

Symptoms · Published

安静時痛

Rest pain

臓器系
循環器
科目
Internal Medicine
トピック
内科学 L-02:狭心症
関連疾患
慢性冠症候群(安定狭心症)
スコア
Fontaine分類Rutherford分類WIfI分類

🧠 全体像は、とは対照的に、誘因なく安静時に出現する、あるいは新規発症・増悪・持続するという胸痛パターンで、の枠組みでは経過観察の対象ではなく、を疑って直ちに評価すべきとして扱われる。

何が安静時痛を警告サインにするか

⚠️ 以下のいずれかがあれば、CCSの通常経過として様子を見ず、バイタル・で直ちにACSを除外する。

特徴 なぜ警戒するか
新規発症 それまでの誘発・軽快パターンが確立していない
安静時に出現 労作によるでは説明できない
増悪傾向・持続痛 プラーク不安定化による血流低下の進行を示唆する
・失神・呼吸困難・循環不安定を伴う が広範囲・血行動態に影響している可能性がある

分類は、安静時にも症状が出る状態を最重症のクラスIVに位置づけており、労作能で分ける他の3クラスとは性質が異なる。

冠攣縮性狭心症という例外

💡 安静時に出現する胸痛のすべてがACSを意味するわけではない。によるは夜間〜早朝の安静時に典型的に出現するが、これは固定狭窄の進行ではなく血管トーンの異常によるCCSの一亜型である。ただし初回評価では両者を症状だけで区別できないため、はまずACSの除外から入るの心電図変化や既往との一致は、ACSを除外した後に判断する材料になる。

💡 「」という語は下肢の重症虚血()でも使われ、で増悪し下垂で軽快する痛みを指す。このノートは胸痛の文脈に限定して扱う。

まとめ

  • は、労作で誘発され安静・で軽快する典型的なとは対照的に、誘因なく・新規に・増悪・持続する胸痛パターンを指す。
  • CCSの枠組みでは経過観察の対象ではなく、直ちにACSを除外すべきとして扱う。
  • CCS分類は安静時にも症状が出る状態を最重症のクラスIVに位置づける。
  • も安静時に出現するが、CCSの一亜型であり、初回評価ではまずACSを除外してから区別する。