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Rutherford分類

Rutherford classification

臓器系
循環器
科目
Internal MedicineCardiology
トピック
内科学 L-08:末梢動脈疾患循環器内科 B-09:下肢末梢動脈疾患の症状・診察・画像診断と糖尿病足
構成:症状
間欠性跛行安静時痛
適用疾患
末梢動脈疾患

🧠 全体像:「」という名前は、目的も判定表も異なる2つの分類を指す。一つはによるの重症度をGrade 0〜III・カテゴリー0〜6で表す米国式分類(欧州式のに対応する)、もう一つはを救えるかを緊急判定する、カテゴリーI・IIa・IIb・IIIの別の判定表である。どちらの文脈で使われているかを最初に確認してから点数を読む。

目的と適用場面

用は、慢性PADの重症度層別化・の要否検討を目的とし、外来での経過観察・重症度記録に使う。用は、におけるの緊急判定を目的とし、突然の疼痛・蒼白・などを疑う発症直後のベッドサイドで、緊急再灌流の判断前に使う。

構成要素と配点:慢性下肢虚血

Grade カテゴリー 臨床像
0 0 無症候
I 1
I 2 中等度
I 3 重度
II 4 虚血性
III 5 小範囲の
III 6 広範囲の

Fontaine分類との対応

臨床像
I 0 無症候
IIa 1
IIa–IIb 2 中等度
IIb 3 重度
III 4
IV 5 小範囲の
IV 6 広範囲の

構成要素と配点:急性下肢虚血(ALI)

⭐ 感覚障害・筋力低下・動脈/信号からの生存性を4区分で判定する。

カテゴリー 感覚障害 筋力低下 方針
I なし なし 聴取可 聴取可 緊急画像後に計画的
IIa に限局する軽度 なし しばしば 聴取可 速やかな可能
IIb を越える 軽度〜中等度 通常 聴取可 直ちにが必要
III 不可逆 深い無感覚 ・硬直 を検討し、危険な再灌流を避ける

解釈

ではカテゴリーが上がるほどの適応が強まり、4以上(以上)はとしてを目的とした評価を急ぐ。の詳細はに譲る。ではIIb以上を認めたら画像検査の結果を待たず直ちに再灌流(科・)を検討し、IIIではよりもと全身合併症の回避を優先する。

限界と使ってはいけない場面

⚠️ 慢性用と急性用の2つの判定表を混同しない。 「Rutherford 3」とだけ記録すると、慢性の中等度か急性の判定基準かが区別できない。どちらの分類かを明示して記録する。

⚠️ は、と混在させない。施設・診療科で採用する体系を統一する。

⚠️ の判定は身体所見(感覚障害・筋力低下・ドプラ所見)が中心で、評価者間でばらつきうる。境界例では科医への談を優先し、判定を待って再灌流を遅らせない。

まとめ

  • 」は(Grade 0〜III・カテゴリー0〜6)と、判定(カテゴリーI・IIa・IIb・III)という別の2つの判定表を指す。
  • 慢性の体系はと対応表で相互変換できるが、記録上はどちらか一方に統一する。
  • 急性の体系はIIb以上で緊急再灌流、IIIではを検討する。
  • の詳細はノートに譲る。